鄙の宿 新装版
発売日:2023年3月
- ページ数
- 186p 図版12枚
- ISBN
- 978-4-560-09486-0
- 著者情報
- ゼーバルト,W.G.(ゼーバルト,W.G.)(Sebald,W.G.)
1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。フライブルク大学、スイスのフリブール大学でドイツ文学を修めた後、マンチェスター大学に講師として赴任。イギリスを定住の地とし、イースト・アングリア大学のヨーロッパ文学の教授となった。散文作品『目眩まし』『移民たち 四つの長い物語』『土星の環 イギリス行脚』を発表し、ベルリン文学賞、J・ブライトバッハ賞など数多くの賞に輝いた。遺作となった散文作品『アウステルリッツ』も、全米批評家協会賞、ハイネ賞、ブレーメン文学賞を受賞し、将来のノーベル文学賞候補と目された。エッセイ・評論作品も邦訳刊行されている
鈴木 仁子(スズキ ヒトコ)
1956年生まれ。翻訳家
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商品説明
「魂の近親者」であった作家たちの肖像が、歴史を越えて浮かびあがる。「孤独な散歩者―ローベルト・ヴァルザーを心に刻むために」ほか、ジャン=ジャック・ルソーなど不遇な作家たちの生涯と近代へのまなざし。
「魂の近親者」であった作家と作品への共感
ジャン・ジャック=ルソー、ローベルト・ヴァルザーなど、ゼーバルトが偏愛した作家・作品と人生を振り返る。彼らは時代の波に乗らなかった「脇役」であった。そして、「幸福」とは言えなかった人生を送り、書くことを止められなかった作家たちであった。
十九世紀から二十世紀にかけて、急速に変貌を遂げていく近代社会、資本主義、そしてナショナリズムへの傾斜を背景にしながら、そうした趨勢と思潮に背を向け、逃避し、孤独で病的な作家たちの生涯が、ゼーバルトならではの独自な視点から取りあげられた逸話を交え、いつものように印象深い図版を豊富に織り交ぜながら綴られる。彼らが一見小さな領域に引きこもっているかに見えて、むしろ誰よりも「時代の災厄」を感知し、それぞれが言葉で相対していたことが、ゼーバルト流の息の長い密度の濃い文体で明かされる。時空を越えた連想や脱線から時代が捉えられ、歴史を越えて、生きる苦悩のごとき普遍的な生々しさが浮かび上がり、心を強く打つ。
ゼーバルトの歴史へのまなざし、近代に対する鋭い批評性を改めて認識させられる作品集。カラー口絵六点収録。
目次
天に彗星がいる―“ライン地方の家の友”に敬意を込めて
この湖が大西洋であってくれたら―サン・ピエール島を訪ねて
なにを悲しむのか私にもわからない―メーリケ追想
死は近づき時は過ぎ去る―ゴットフリート・ケラーについての覚え書
孤独な散歩者―ローベルト・ヴァルザーを心に刻むために
昼と夜のように―ヤン・ペーター・トリップの絵画について
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:LOGIS IN EINEM LANDHAUS
注意事項
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