クルーゾー
発売日:2023年3月
- ページ数
- 503p
- ISBN
- 978-4-560-09081-7
- 著者情報
- ザイラー,ルッツ(ザイラー,ルッツ)(Seiler,Lutz)
1963年、旧東ドイツのゲーラ生まれ。大工・左官の職業教育を経て、ハレのマルティン・ルター大学にて歴史学とドイツ文学を学ぶ。詩人としての地位を確立したのち、短編小説「トゥルクシブ」で2007年にインゲボルク・バッハマン賞を受賞し、2014年に『クルーゾー』で長編デビュー。同書はドイツ書籍賞およびウーヴェ・ヨーンゾン賞を受賞し、第二長編『シュテルン111』(2020)はライプツィヒ書籍見本市賞を受賞。そのほか詩人・小説家として、多数の文学賞を受賞。現在、ポツダム近郊とストックホルムを拠点に執筆を行う
金 志成(キム チソン)
1987年大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学学術院講師(任期付)を経て、2021年より東京都立大学人文社会学部准教授。訳書に、『背後の世界』(トーマス・メレ著、河出書房新社、2018年)。本書『クルーゾー』の翻訳企画で、2020年にゲーテ・インスティトゥート東京の「かけはし文学賞」を受賞。著書『対話性の境界―ウーヴェ・ヨーンゾンの詩学』(法政大学出版局、2020年)で、第十九回日本独文学会・DAAD賞を受賞
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商品説明
1989年夏の東ドイツ。大学で文学を学ぶエドは、恋人を事故で亡くして絶望し、人生からの逃亡を決意する。向かったのはバルト海に浮かぶ小さな島、ヒッデンゼー。対岸にデンマークを望むこの島は、自由を求める人々の憧れの地だ。島に到着したエドは、さしあたり一夏を過ごそうと「隠者亭」の皿洗いの職に就く。実質、島はクルーゾーというカリスマ的な男によって統治されていた。強烈なパワーで周囲を動かすクルーゾーに、エドは畏怖と憧れを抱く。やがて、クルーゾーは詩への情熱からエドを特別な存在として認め、二人は心を通わせ、深い絆で結ばれていく。だが、夏が終わり、秘かに国境を越えようと住人が一人また一人と去っていくと、平穏な日々に亀裂が…。最後に一人、島に残った男が知る世界の大転換と、友との約束とは?夢と現実の境界を溶かす語りで国家の終焉を神話に昇華させた、ドイツ書籍賞受賞作。
国家崩壊を神話的に描く、21世紀の『魔の山』
1989年夏、東ドイツで?学を学ぶエドは、恋?を事故で亡くして絶望し、人生からの逃亡を決意する。向かったのはバルト海に浮かぶ小さな島、ヒッデンゼー。対岸にデンマークを望むこの島は、自由を求める人々の憧れの地だ。島に到着したエドは、さしあたり?夏を過ごそうと「隠者亭」の?洗いの職に就く。実質、島はクルーゾーというカリスマ的な男によって統治されていた。強烈な影響力で周囲を動かすクルーゾーに、エドは畏怖と憧れを抱く。やがて、クルーゾーは詩への情熱からエドを特別な存在として認め、二人は心を通わせ、深い絆で結ばれていく。だが、夏が終わり、秘かに国境を越えようと住人が一人また一人と去っていくと、平穏な日々に亀裂が……。
最後に一人、島に残った男が知る世界の大転換と、友との約束とは? 極限で見出した、真の自由と友情とは?
いまドイツで最も注目され、《バッハマン賞》《ライプツィヒ書籍見本市賞》など、数多の文学賞の栄誉に輝く詩人が、夢と現実の境界を溶かす語りで、国家の終焉を神話に昇華させた長篇。本書で《ドイツ書籍賞》を受賞している。
商品詳細
- シリーズ名
- エクス・リブリス
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:KRUSO
注意事項
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