学知の帝国主義 琉球人遺骨問題から考える近代日本のアジア認識
発売日:2022年12月
- ページ数
- 422p
- ISBN
- 978-4-7503-5498-9
- 著者情報
- 松島 泰勝(マツシマ ヤスカツ)
龍谷大学経済学部教授。専門は、島嶼経済論
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商品説明
「日本人の起源」を研究するためと称して琉球王族の墓から遺骨を勝手にもち出した形質人類学、日琉同祖論を提唱して同化政策の一翼を担った言語学。帝国日本の世界観を補強し、独立国家だった琉球を「沖縄」の枠のなかに閉じこめた近代の学問の責任を問う。
目次
はじめに
第1章 学知の帝国主義の起源
ハンナ・アーレントと学知の帝国主義
エドワード・サイードと学知の帝国主義
欧米における学知の帝国主義の形成
形質人類学と帝国主義
人種研究と優生思想との融合
第2章 日本帝国主義と学知
日本における帝国主義の形成
日本の植民地になった琉球
ピストルを携えて人類学調査をした鳥居龍蔵
「清野コレクション」と日本帝国主義
「学知の帝国主義者」としての清野謙次
なぜ清野謙次は人骨に執着したのか
第3章 日本における「学知の帝国主義」の誕生
坪井正五郎の日本人種論
金関丈夫の日本人種論
三宅宗悦、中山英司の日本人種論
西北研究所と京都学派の研究者
第4章 沖縄県はなぜ琉球人女性を学術人類館から救わなかったのか――現代的琉球人差別問題の淵源をかんがえる
学術人類館事件の経緯と東京人類学会の関与
学術人類館事件にたいする新聞社の批判と琉球人返還運動
中国人、朝鮮人のケースとの比較をつうじて
現代の「日本人研究者」による学術人類館事件認識の一端
金関丈夫、島袋源一郎と学術人類館事件との関係
第5章 優生学と学知の帝国主義
欧米における優生学と帝国主義
日本における優生思想
日本の形質人類学者と優生学
アイヌ民族と優生思想
現代の優生思想の問題性
第6章 琉球のなかの学知の帝国主義
日本帝国主義のなかの琉球
「琉球処分」は「奴隷解放」なのか
日琉同祖論と日鮮同祖論
言語「同祖論」の戦略
伊波普猷がまなんだ国語学の罠
第7章 伊波普猷と形質人類学者との「共犯」
人類学者としての伊波普猷
鳥居龍蔵による琉球人遺骨盗掘と伊波普猷
伊波普猷の優生学
伊波普猷と「南島イデオロギー」
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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