日本の経済外交 新たな対外関係構築の軌跡
発売日:2023年1月
- ページ数
- 313p
- ISBN
- 978-4-326-30321-2
- 著者情報
- 大矢根 聡(オオヤネ サトシ)
神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(政治学)を取得。金沢大学法学部助教授などを経て、同志社大学法学部教授、専門は国際関係論
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商品説明
戦後、日本は独自の経済外交を追求し、それは一種の「成功物語」と見られてきた。しかしその影には見過ごされてきた問題や、のちに課題となる種があったのではないのか?本書では冷戦期、経済大国期、経済外交の超克期、経済外交の再構築期の4つの時期に区分し、安全保障とは距離を置く経済外交という「実験」の実像を、新たな史料や理論的展開によって照らし出す。
日本外交の「成功物語」だったのか? 冷戦期から現在までの成果と挫折、可能性と限界、そして今に至る問題の起源にも光を当てる。
戦後、日本は独自の経済外交を追求し、それは一種の「成功物語」と見られてきた。しかしその影では見過ごされてきた問題があったのではないか? 本書では冷戦期、経済大国期、超克期、再構築期の4つの時期に区分し、安全保障とは距離を置く経済外交という「実験」の実像を、新たな史料や理論的展開によって照らし出す。
目次
はじめに
序章 日本の経済外交の構図――吉田路線のジレンマと再編[大矢根聡]
はじめに
1 経済外交の原点としての吉田路線――その潜在的ジレンマ
2 冷戦期における経済外交の推進――自制と補完の対外関係(戦後〜1960年代)
3 経済的危機の時代の経済大国化――自制から国際的馴化へ(1970年代〜1980年代)
4 経済大国としての国際的承認の摸索――国際制度・規範の回路(1990年代〜2000年代)
5 衰退する日本の位置確保の試み――国際・地域制度の転用(2010年〜)
おわりに
第1章 賠償と経済協力の起点――なぜ一体のものとして語られるようになったのか[宮城大蔵]
はじめに――「反省と償い」から経済協力へ
1 賠償問題の展開と認識の変化
2 「二本立て」の構想とその展開
3 「東南アジア開発」という文脈
4 交渉の妥結と賠償の変質
おわりに――賠償と経済協力をめぐる歴史認識
第2章 日中民間貿易における決済問題[井上正也]
はじめに
1 1950年代の日中民間貿易協定と決済問題
2 LT貿易の成立と「民間」関与の制度化
3 国際通貨体制の動揺と日中決済交渉
4 国交正常化と決済問題
おわりに
第3章 日米知財制度摩擦とその帰結――コンピュータ・プログラムの法的保護をめぐって[西村もも子]
はじめに
1 日本における情報産業の発展
2 アメリカにおける知的財産権の通商問題化
3 コンピュータ・プログラムの法的保護をめぐる日米摩擦
4 技術の標準化の動きとその帰結
おわりに
第4章 経済摩擦の歴史性――日本異質論の系譜[塚田鉄也]
はじめに
1 日本異質論
2 黄禍論
3 類似ケース――ドイツ問題,アメリカ問題
おわりに
第5章 国際協力構想と竹下外交[若月秀和]
はじめに
1 「世界に貢献する日本」というスローガン
2 「国際協力構想」――異例な事務次官のイニシアティブ
3 構想の3つの柱
4 重 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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