ホメロスと色彩

西塔由貴子/著

発売日:2022年12月

  • ホメロスと色彩
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ページ数
269p
ISBN
978-4-8140-0452-2
著者情報
西塔 由貴子(サイトウ ユキコ)
京都精華大学特別研究員、英国リヴァプール大学オナラリーフェロー(Honorary Fellow,School of Archacology,Classics and Egyptology,University of Liverpool,UK)、同志社女子大学大学院ほか非常勤講師。専門は西洋古典学、古代ギリシア文学

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商品説明

ホメロスからよむ豊かな色彩世界―古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して、本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い?アキレウスの髪は何色か?紫が海を越える?虹は何色か?葡萄酒色の海とは?など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。

ホメロスからよむ豊かな色彩世界??古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人はイギリス首相だった。首相のグラッドストンは、ホメロスの色彩感覚はきわめて貧困だったと断じている。これに対して本書はホメロスの叙事詩世界を手がかりにして、白は甘い? アキレウスの髪は何色か? 紫が海を越える? 虹は何色か? 葡萄酒色の海とは? など、様々な問いを投げかけながら、古代人の豊かな色彩世界を描き出す。

目次

凡例
はじめに―夜空に浮かぶ花火を眺めながら
  色を扱うということ
  多彩な感覚とともに

第1章 「色」とは―飛び出す色
 はじめに―葡萄酒色に輝く海へ
 1 視覚とイメージ、操られる識別
   春もいろいろ
   緑色のワイン
 2 純粋な(単純な)色?
   光は「色」なのか
   アリストテレスの基本色?
   プリニウスの絵の具
 3 感性の間で知覚される色
   共感覚(Synaesthesia)
   白は甘いのか
   なめらかなのは白、あらいのは黒?
   「みること」は、「知ること」である
 おわりに―ガラスのような言語をとおして

第2章 センスとセンシビリティ―魔法のような色
 はじめに―「色」の Basic Colours という幻
   色彩基本色の移行過程の普遍性
 1 人間と切っても切れない「色」―パストゥローの研究から
   古代ギリシアの色彩研究の先駆者の一人は英国首相
   プラトナウアーによる区別
 2 配色と調和―学際的研究への幕開け
   ポリュクロミー(Polychromy)
 3 「色たち」に要注意!
 おわりに―秘伝の色彩たち
   賢者の石をもとめて
   金と銀の品格
   魔法のように

第3章 文字と記憶―劇場ホメロス叙事詩を翔けめぐる色
 はじめに―記憶するという認識
   口承叙事詩
   繰り返されることの意味
   記憶力の喪失
   文字の使用によって
 1 ホメロスの色と音、動き
   想いのごとく
   夜の闇のなかで
   苦悩する心は逆巻く波のように
 2 文字と色
 3 モノをみる楽しみ
 おわりに―炎の光に揺れて

第4章 言語変換の壁―黄色はブロンドか
 はじめに―葡萄酒色の海を前に
   亜麻色の髪、ブロンド、そして xanthos
 1 アキレウスの髪は何色だった?
   ブロンドというグラデーション
 2 黄色も光にあたれば
   ホメロスに編み ほか

商品詳細

シリーズ名
学術選書 107
出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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