反復幻想 進化と発生とゲノムの階層性
発売日:2022年12月
- ページ数
- 701p
- ISBN
- 978-4-87502-551-1
- 著者情報
- 倉谷 滋(クラタニ シゲル)
1958年、大阪府出身。京都大学大学院博士課程修了、理学博士。米国ジョージア大学、ベイラー医科大学への留学の後、熊本大学医学助教授、岡山大学理学部教授を経て、現在、理化学研究所主任研究員
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商品説明
一九世紀から現在に至るまで、まるで亡霊のようにいつまでも消えずに残っている発生反復説。思想を超越した魅力を放ち続けるのが「反復」という、この難解極まりないテーゼなのだ。あまたある学説の中にあって、この発生反復説だけは、とりわけ動物学者にとっては厄介な代物であり続けている。形態進化の謎に迫ろうとすればするほど異様に明瞭に目の前に浮かび上がり、手に掴もうとする刹那、明滅を始め、指の間をすり抜けてゆく。
19世紀の進化学者、エルンスト・ヘッケルによって提唱された「発生反復説」は、その後いったんは否定されたかに見えた。しかし、1990年代に興隆した進化発生学に重要なビジョンと課題を提供し、無視できない存在となった。『ゴジラ幻論』や『怪獣生物学入門』で話題の著者が本業に立ち返り、「発生反復説」の現代的可能性に正面から取り組む力作。
目次
第1章 発生反復説
コラム●発生学は終わったのか?
第2章 反復とは何か
コラム●発生学書は在るべき処へ?
第3章 『一般形態学』とヘッケルの発生反復説
コラム●形態学は学問だ
第4章 生物発生原則のその後
コラム●ヘッケル的進化の困難さ
第5章 保守的な発生のメカニズム
コラム●草薙素子は進化する?
第6章 発生が進化を繰り返す理由
コラム●異能の人、ヘッケル
第7章 反復説に反する考え方
コラム●因果連鎖としての発生と進化
第8章 ボディプランの進化
コラム●現代に蘇る遺産
第9章 越境する反復と諸問題
第10章 結論とまとめ
商品詳細
- 出版社名
- 工作舎
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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