斎藤茂吉の人間誌
発売日:2022年12月
- ページ数
- 224p
- ISBN
- 978-4-7791-2864-6
- 著者情報
- 小泉 博明(コイズミ ヒロアキ)
1954年東京都生まれ。1977年早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。2012年日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程修了。博士(総合社会文化)。早稲田大学教育学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師などを経て、文京学院大
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商品説明
歌人でかつ脳病院長として重責を全うした茂吉。精神医学を学ぶようになるのは養父・斎藤紀一との宿縁からであった。国家による「衛生」が推進された時代、病者への差別や排除があった時代に、「感謝せられざる医者」と呼ばれた精神科医として病者に寄り添いつづけた。「欲望」に忠実だった茂吉の人生を読み込み、かれの病気観に流れる思想を剔抉する。
「性」と「生」への強固な執着 人間探究者・茂吉の真相!
斎藤茂吉は高名な歌人で文化勲章受章者であり、青山脳病院の院長として、
その重責を全うした精神科医だった。茂吉が精神医学を学ぶようになったのは、
自らの志望というよりも、養父・斎藤紀一(茂吉は山形の守谷家の生まれ)との
関係での宿縁と言わざるをえない。
茂吉は宿縁に逆らうことなく、当時は「感謝せられざる医者」と呼ばれた精神科医
として、世間から否定的な眼差しを向けられていた病者に寄り添い、
近代国家による衛生国家が推進され、病者への差別や排除があった時代に、
病者の「負のエネルギー」を自ら吸収すべく、責務を誠実に果たした。
また、自身の歌業を「業余のすさび」と称しながらも歌人として認められるに従って、
文学者で医者の先駆者として陸軍統監医になった森?外は大きな存在であり、
その影響を受けたのであった。本書では、茂吉の病者への眼差しのみならず、欲望に溢れた「人間」茂吉に焦点を当て、彼の病気観の底流にある死生観を深く考察する。
目次
第1章 茂吉の性の諸相
第2章 茂吉のユーモア
第3章 茂吉と手帳
第4章 精神病医茂吉と精神科医北杜夫
第5章 茂吉の戦争詠
第6章 茂吉の晩年
第7章 茂吉の仏教観
第8章 茂吉と浅草寺
商品詳細
- 出版社名
- 彩流社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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