トゥーキュディデースとホッブズ 真のリアリズムを求めて
発売日:2022年12月
- ページ数
- 252p
- ISBN
- 978-4-622-09559-0
- 著者情報
- 木庭 顕(コバ アキラ)
1951‐。専攻は歴史学、ギリシャ・ローマおよび現代に及ぶ人文主義の歴史が主たるフィールド
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商品説明
国際情勢の緊張の中でリアリズムが標榜されるとき、決まって引き合いに出される二人の知的巨人ThoukydidesとHobbes。しかし、前者は現実の戦争を、一切の情緒的部分を排して凝視した。情念が意思決定へ短絡する、出口なしの絶望的状況を歴史家は描いた。視線はさらに深く貫通し、デモクラシーの腐食を生む社会の病理すら捉えた。Thoukydidesにとって歴史とは現代史であり政治史でなければならなかった。その著を、後者は原文のギリシャ語で最深部まで読み抜くことによって近代政治哲学を創始した。鮮やかな論証で先入見を覆す最新最良の論集。HobbesのThoukydides受容を論じる気鋭の2篇(Hoekstra,Iori)を基軸に、Hobbes研究最先端(Malcolm,Hoekstra)、Thoukydides研究(De Romillyの古典的傑作、編訳者書き下ろし)を緊密に編む。同時代の政治状況においてThoukydidesを真剣に読んだHobbesを、現代の私たちが真剣に読む。真のリアリズムを求めて。
鮮やかな論証でリアリスト的先入見を覆す6論文。現実の戦争の悲惨を凝視するThoukydidesを、Hobbesは最深部まで読み抜き近代政治哲学を創始した。当時、好戦派が世論を煽るイングランドで、読者に警告するために平和主義者HobbesはThoukydidesを訳した。HobbesのThoukydides受容を論じる気鋭のHoekstra、Ioriを軸に、研究最先端のMalcolm、Hoekstra、そしてDe Romillyの古典的傑作、編訳者書き下ろしを緊密に編む。
目次
はしがき
I Thoukydidesにおける「怖れ」の観念(Jacqueline de Romilly)
II Thoukydidesによる情念の歴史分析(木庭顕)
III Thomas HobbesによるThoukydides翻訳(Luca Iori)
IV HobbesのThoukydides(Kinch Hoekstra)
V Hobbesの国際関係理論(Noel Malcolm)
VI Hobbes政治哲学におけるde facto「転回」(Kinch Hoekstra)
若い読者のための小案内(木庭顕)
商品詳細
- 出版社名
- みすず書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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