小国 歴史にみる理念と現実

百瀬宏/著

発売日:2022年12月

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ページ数
399,31p
ISBN
978-4-00-600458-3
著者情報
百瀬 宏(モモセ ヒロシ)
1932年東京生まれ。東京大学社会科学研究科大学院(国際関係論専攻)修了。北海道大学法学部附属スラブ研究施設助教授・教授、津田塾大学教授、広島市立大学教授を歴任。専攻は国際関係論。2007年、フィンランドより白薔薇勲章騎士1級章を受勲。2020年、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターに百瀬基金設立

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商品説明

国際政治に大きな影響力をもつと信じられた大国も、今日の北欧諸国やウクライナのように、その底流にあって確実に発言権を増す小国の動向を無視しえなかった。近代以降、小国はどのような役割を果たし、どう評価されてきたか。近現代史における「小国」の意味を捉え直した名著を文庫化。二〇二二年二月のロシアのウクライナ侵攻を受けて執筆された岩波現代文庫版あとがきも示唆に富む。

国際政治に大きな影響力をもつと信じられた大国も、今日のウクライナや北欧諸国のように、その底流にあって確実に発言権を増す小国の動向を無視しえなかった。近代以降、小国はどのような役割を果たしてきたか。小国の実態と変容を精細に辿った出色の国際関係史。ロシアのウクライナ侵攻を受けて執筆された岩波現代文庫版あとがきも示唆に富む。

目次

序章 本書の課題

第一章 「小国」論の系譜
 第一節 古代世界の「小国」論
 第二節 一八世紀の「小国」論

第二章 近代的「小国」の成立
 第一節 序曲としての諸変化
 第二節 ナポレオン戦争の意味
 第三節 ウィーン体制下の「小国」
  (イ) 「伝統的中立国」としての「小国」 ― 西ヨーロッパ
  (ロ) 紛争対象としての「小国」 ― 東ヨーロッパ
 第四節 中・近世日本の自己像

第三章 中立的「小国」の増加と連合志向
 第一節 クリミア戦争と「伝統的中立」の広がり
 第二節 過渡期としての一八六〇年代と「小国」連合の動き
  (イ) 北欧における連合の企て
  (ロ) バルカンにおける連合の企て

第四章 「小国中立」の虚構化
 第一節 「大国」の平和と「小国」の確執
 第二節 列強抗争下のヨーロッパ諸「小国」
  (イ) 古典的中立「小国」の危機
  (ロ) 北欧諸国の中立体験
  (ハ) バルカン諸国の相剋と戦火
 第三節 東アジア情勢への投影
  (イ) 朝鮮の中立外交論
  (ロ) 明治期日本の「小国」観
  (ハ) 「大国」日本と「小国」

第五章 「小国」の浮上
 第一節 一九二〇年代
  (イ) 国際革命の波動と諸「小国」の独立
  (ロ) 諸「小国」と国際連盟
  (ハ) ドナウ河沿岸諸「小国」の国際関係
 第二節 一九三〇年代
  (イ) 岐路 ― 諸「小国」再組織の試み
  (ロ) 連盟の凋落と諸「小国」の孤立化
 第三節 戦間期日本の対「小国」関係

第六章 「小国」の凋落
 第一節 第二次世界大戦下の「小国」と戦後構想
 第二節 「冷戦」と諸「小国」の系列化

第七章 「小国」の復権
 第一節 緊張緩和とヨーロッパ諸「小国」
 第二節 AA諸国の非同盟外交
 第三節 「小国」論の興隆

第八章 「小国」問題の現況
 第一節 「極小国」と「弱国」
  (イ) 「極小国」論
  (ロ) 「弱国 ほか

商品詳細

シリーズ名
岩波現代文庫 学術 458
出版社名
岩波書店
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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