西田哲学研究 近代日本の二つの顔

  • 西田哲学研究 近代日本の二つの顔
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ページ数
401p
ISBN
978-4-00-061571-6
著者情報
許 祐盛(ホ ウソン)
1953年生まれ。1975年ソウル大学哲学科卒業。81年ソウル大学大学院哲学科修士課程修了。88年ハワイ大学大学院哲学専攻博士学位取得。88年以降、慶煕大学哲学科教授として在職。その間、ニューヨーク州立大学客員教授、カリフォルニア大学バークレー校客員教授、韓国日本思想史学会会長、国際日本文化研究センター海外研究員などを歴任。現在、慶煕大学名誉教授、慶煕大学附設非暴力研究所所長

小石 淑夫(コイシ トシオ)
1952年生まれ。東北大学文学部東洋史学科卒業。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。朝鮮史・朝鮮文化論専攻。元大邱カトリック大学校外国語大学専任講師

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商品説明

なぜ西田幾多郎の哲学は、独創的な論理をもって生命の躍動を捉えた内的生命論と、戦争協力に結びついたとの批判がある歴史哲学、二つの顔を持つに至ったのか。西田哲学の前期から後期への「転回」の分析を通して、歴史哲学についての根源的な批判を試みた本書は、韓国の日本思想研究における記念碑的著作である。

なぜ西田幾多郎の哲学は、独創的な論理をもって生命の躍動を捉えた内的生命論と、帝国主義日本の戦争協力に結びついたとの批判がある歴史哲学、二つの顔を持つに至ったのか。二つは合致するのか、分裂しているのか。西田哲学における「転回」を分析して、その内在的な理解を試みた本書は、韓国の日本思想研究の記念碑的著作である。

目次

日本人読者のための「はじめに」
 原著「はじめに」

第I部 生命と論理
 第一章 二つの生命と一つの論理
  一 生命と論理
  二 なぜ論理なのか?

第II部 内的生命の哲学
 第二章 自覚主義と純粋経験 ― 本当の自己を求めて
  一 自覚主義
  二 純粋経験

 第三章 芸術論と身体論
  一 芸術論
  二 身体論
  三 美の世界を越えて道徳と宗教そして歴史の世界に

 第四章 絶対無の自覚の哲学 ― 光中心の意識の多次元論
  一 絶対無の神秘世界
  二 自由意志
  三 歴史的行為と歴史的自己 ― 第三位
  四 叡智的直観の世界 ― 知情意の世界
  五 情的叡智的直観
  六 知的叡智的直観 ― 意識一般の段階
  七 知覚的直観と意味了解
  八 宗教的立場を越えて哲学的立場に

第III部 歴史哲学とその批判
 第五章 歴史哲学以前の「歴史」と転回
  一 歴史哲学以前の「歴史」
  二 移行期と転回、そして西田自身の態度
  三 転回についての西田の態度
  四 表現 ― 歴史哲学に移る媒介

 第六章 歴史哲学
  一 主体と環境の相互作用論
  二 行為的直観
  三 歴史的身体論
  四 時代論とランケ
  五 政治哲学 ― 国家・天皇・国体そして大東亜共栄圏
  六 歴史哲学の芸術論 ― フィードラーからリーグルへ

 第七章 歴史哲学批判
  一 自己限定の暴力性
  二 戸坂潤と丸山真男
  三 明治維新不可避論
  四 西田哲学が投げかけた問題

結論 二つの顔の西田、誰が彼に石を投げつけられようか

 解説 ― 西田哲学と他者の目……………末木文美士

商品詳細

出版社名
岩波書店
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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