地先

乙川優三郎/著

発売日:2022年12月

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ページ数
221p
ISBN
978-4-19-894810-8
著者情報
乙川 優三郎(オトカワ ユウザブロウ)
1953年東京都生まれ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。97年『霧の橋』で時代小説大賞、2001年『五年の梅』で山本周五郎賞、02年『生きる』で直木三十五賞、04年『武家用心集』で中山義秀文学賞、13年、初の現代小説『脊梁山脈』で大佛次郎賞、16年『太陽は気を失う』で芸術選奨文部科学大臣賞、17年『ロゴスの市』で島清恋愛文学賞を受賞

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商品説明

絵描きになる夢をあきらめ、平凡な主婦生活を送っていた幸代。娘の作品が美術展に入賞したので上野に連れ立って出かけた。そこで青春時代、芸術家としての才能を信じ、尽くしきった男が、街頭で絵を売っている姿をみる。動揺する幸代が帰宅して描くのは…。(「言葉さえ知っていたら」)他、御宿を舞台にした「海の縁」「地先」など、苦しみの果てにのぞく希望を繊麗な筆致で描く八篇!

日本経済新聞2019年8月15日夕刊で、通常、
時代小説の書評を担当されている縄田一男氏が
例外的に『地先』を取り上げた。
「今回は破格の一巻として、乙川優三郎の現代
もの短編集『地先』を扱う。表題作の”地先”
とはその土地から先へつながっている場所と
いう意味の言葉。巻頭の「海の縁」と巻末に
すえられた表題作は対で、御宿の海岸を
舞台に、人生の後半にさしかかった
主人公がいま一歩踏み出そうとする姿を
描いている。
前者は谷内六郎の生涯を己に投影し、
後者は風来坊の画家が海女を思わせる
民宿の娘と出会うことでそれは成される。
……希望や諦観を瑞々しい筆致で描く
8つの物語……そこからさざ波のように
わきあがってくるのは真の小説と
出会った感動にほかならない」と絶賛。

ブック・ジャーナリスト内田剛氏は
「なんと熟成された物語なのだろう…。
人生の艱難辛苦を味わい尽くした究極の大人の

文学だ!」と絶賛。





圧倒的な筆力で、数々の賞を総なめにしてきた
乙川優三郎が到達した地平! 
「悲しみ、苦しみのないものを書こうと
思わない」という意図のもと、
楽しいだけの話ではなく、
「苦しみの末のハッピーエンドを予感
させる物語」
を描く。




*恋人と一緒の南国のリゾート。遊覧飛行の
事故で、恋人のみが死亡。
傷ついて故郷の海辺の町に帰ってきた女。
自由な恋と仕事に人生を過ごした女が、
海辺の町で、地に足着けて自分の夢を
実現しようとする男と再会。ささやかな生きる
希望が生まれる。…(「すてきな要素」)
*絵描きになる夢をあきらめ、平凡な主婦生活を
送っていた幸代。娘の作品が美術展に入賞
したため、上野に連れ立って出かけた。
そこで、青春時代、芸術家としての
才能を信じ、尽くしていた男が、
街頭で絵を売っている姿をみる。
動揺する幸代が帰宅して描いたのは…。
(「言葉さえ知っていたら」)
御宿を舞台に描く『海の縁』『地先』など珠玉の8篇!

商品詳細

シリーズ名
徳間文庫 お42-5
出版社名
徳間書店
サイズ
15cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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