魏志倭人伝を漢文から読み解く 倭人論・行程論の真実

出野正/著 張莉/著

発売日:2022年11月

  • 魏志倭人伝を漢文から読み解く 倭人論・行程論の真実
  • 魏志倭人伝を漢文から読み解く 倭人論・行程論の真実
ページ数
277p
ISBN
978-4-7503-5487-3
著者情報
出野 正(デノ タダシ)
高知大学卒業(文理学部西洋哲学専攻)。(株)呉竹にて企画部・社長室勤務の後、書道文化・書道用品研究所を設立し、書道用品開発企画・コピーライターを行う。現在は古代歴史学・漢字学研究に従事

張 莉(チョウ リ)
出野文莉(での・ふみり)。1996年、留学のため来日。2000年、奈良教育大学大学院教育学研究科美術教育専攻(書道専修)修士課程修了。2005年、京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。2018年、大阪教育大学教育学部准教授。2011年、平成23年度漢検漢字文化研究奨励賞佳作を受賞。2013年、第七回立命館白川静記念東洋文字文化賞教育普及賞を受賞

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商品説明

『魏志』倭人伝は誤読されてきた。古代史学と漢字学の融合により「倭」と「倭人」を同一視する従来の解釈、帯方郡から邪馬壹国に至る行程についての諸説を批判的に論証する。また、日本に残る金石文、風土記などを読み解き、九州王朝説について考察する。

目次

はじめに
 古代史学と文字学の融合[臧克和]
 臧克和先生の感想文に寄せて

第1章 『論衡』倭人は南中国に住む鬱人であることを証明する
 (1)従来の『論衡』倭人(古田武彦説・森浩一説・鳥越憲三郎説)
 (2)『論衡』恢国篇の倭人について
 (3)『論衡』超奇篇の「白雉貢於越、暢草獻於宛」について
 (4)『論衡』異虚篇「人來獻暢草」について
 (5)『論衡』倭人=鬱人のさらなる論証
 (6)『漢書』王莽伝の越裳と東夷王
 (7)『論衡』倭人=鬱人説の他文献との整合性について
 (8)「有」と「在」
  1中国語に見る「有」と「在」の使い分け
  2中国語の文法書で「有」と「在」の使い分けを検証する
  3日本列島に関する中国歴史文献の「有」と「在」
  4古代中国文献に見る「有」と「在」の用例
  5『漢書』以前の中国王朝は日本列島にいる人々の国を知らなかった
 (9)西双版納の哈尼族=「阿?(ake)」と「倭」
 (10)学問の姿勢について
 (11)「倭人貢暢」の「倭人」を日本列島の「倭人」とされる方へ

第2章 『魏志』倭人伝の「倭人」とはなにか
 (1)中国古文献に見る「倭」「倭人」の表記について
 (2)『魏志』倭人伝における「倭」と「倭人」
 (3)「倭」と「倭人」を区別する学問的方法
 (4)「倭」と「倭人」は別の国である
 (5)朝鮮半島の「倭」と日本列島の「倭国」の歴史的説明
 (6)『魏志』の「倭人」は国名であることの論証
 (7)『魏志』倭人伝の「倭人」が国名であることのさらなる論証
 (8)『晋書』『太平御覧』における東晋義煕九年の「倭国」について
 (9)『晋書』の「東倭」について
 (10)『魏志』倭人伝の「倭」と『後漢書』東夷伝の「倭」
 (11)日本列島の国名の表記が「倭人」から「倭」「倭国」に推移した経緯について
 (12)再び『魏志』倭人伝の「倭」と「倭人」について

商品詳細

出版社名
明石書店
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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