国際関係の系譜学 外交・思想・理論
発売日:2022年11月
- ページ数
- 280p
- ISBN
- 978-4-7710-3648-2
- 著者情報
- 葛谷 彩(クズヤ アヤ)
1970年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(法学)。現在、明治学院大学法学部教授
春名 展生(ハルナ ノブオ)
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程退学、博士(学術)。現在、東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授
小川 浩之(オガワ ヒロユキ)
1972年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(法学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授
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商品説明
アメリカでのドナルド・トランプ大統領の誕生やブレグジットといった出来事を境に「リベラル国際秩序」の終わりを巡る論争が展開されている。これらの、グローバル化が進む一方でアイデンティティが強く主張される現象はどのように捉えればよいのだろうか。本書では国際関係の歴史を遡り、過去から現代を照射すること、また、現代の視点から過去を捉え直すことで、複雑な国際関係の理解への糸口をさぐる。
「リベラル国際秩序」の反動をとらえる
アメリカでのドナルド・トランプ大統領の誕生やブレグジットといった出来事を境に「リベラル国際秩序」の終わりを巡る論争が展開されている。これらの、グローバル化が進む一方でアイデンティティが強く主張される現象はどのように捉えればよいのだろうか。本書では国際関係の歴史を遡り、過去から現代を照射すること、また、現代の視点から過去を捉え直すことで、複雑な国際関係の理解への糸口をさぐる。
目次
序 章 「歴史の終わり」の終わりか「歴史の回帰」か―国際関係の系譜学の試み―
1 対立する2つの歴史観への着目
2 歴史的アプローチの射程―そのねらいと意義―
3 国際関係の系譜学的素描―IR・アメリカの覇権・リベラル国際秩序論への多角的アプローチと複眼的視角―
第I部 IR成立以前の国際関係認識
第1章 イギリスのマレー半島政策とシャムの宗主権問題―近代国家・帝国・非西洋秩序―
はじめに
1 マレー半島のイスラム王国とシャムの宗主権
2 英シャム秘密協定(1897年)
3 イギリスの対マレー政策の転換
おわりに
第2章 越境移民と人種間対立―志賀―志賀重昂の「国際関係論」―
はじめに
1 フランシス・ゴルトンに憧れて?―地理学者としての志賀重昂―
2 人種的偏見に抗して―『日本風景論』再考―
3 「土地限りありて人口限りなく」―移民の奨励と地理学―
おわりに
第II部 アメリカIRのなかの権力政治論の系譜学
第3章 国家威信の系譜学
―20世紀アメリカの国際政治学者を素材にして―
はじめに
1 権力論的概念
2 意志論的概念と自尊心・誇り
3 位階秩序・国家の属性・稀少財―1960年代後半以後の威信概念―
おわりに
第4章 歴史を飼い馴らす
―トゥキュディデス‐マキァヴェッリ‐ホッブズという語り―
はじめに
1 定着の時期
2 転換の時期とその意味
おわりに
第III部 冷戦構造と西側同盟国の内政との連関
第5章 朴正熙政権に見る権威主義体制と米国の関与
はじめに
1 維新体制への前兆としての3選改憲
2 71年の大統領選挙後に権威主義の強化に揺れる韓国
3 緊急措置権による政権運営の限界
おわりに
第6章 東西ドイツ統一プロセスとポーランド西部国境問題
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- シリーズ転換期の国際政治 17
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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