いじめの聖域 キリスト教学校の闇に挑んだ両親の全記録

石川陽一/著

発売日:2022年11月

  • いじめの聖域 キリスト教学校の闇に挑んだ両親の全記録
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ページ数
382p
ISBN
978-4-16-391622-4
著者情報
石川 陽一(イシカワ ヨウイチ)
ジャーナリスト。1994年生まれ、石川県七尾市出身。2017年に早稲田大スポーツ科学部を卒業し、共同通信へ入社。初任地の福岡では事件や九州北部豪雨の被災地を担当。2018年に長崎支局へ異動し、海星高いじめ自殺問題のほか、被爆者や平和教育についても取材。2021年から千葉支局で勤務中

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商品説明

2017年4月、長崎海星高校2年の勇斗が自宅近くの公園で自殺した。いじめを示唆する遺書や手記が見つかったが、学校はいじめと自殺の因果関係を認めようとせず、原因究明と再発防止を求める両親に不誠実な対応を繰り返した。5年間にわたる両親の闘いの記録を克明に綴ったノンフィクション。

2017年4月、長崎海星高校2年の男子生徒が首つり自殺した。いじめを示唆する遺書が残され、後に加害者の実名が記されたノートも発見された。
 親族のみでひっそりと葬儀を終えた両親に対し、学校の教頭は自殺を「突然死」や「転校」に偽装することを提案する。学校がいじめを隠蔽しようとしているのではないかと疑問を持った両親は、息子がいじめを苦に自殺したことを全校生徒や保護者に伝え、再発防止に努めてほしいと要望する。
 学校は自殺の原因を調査する第三者委員会を設置するが、第三者委がいじめと自殺の因果関係を認める結論を出すと、その報告書の受け入れを拒否する。両親が2019年2月に記者会見してその事実を公表すると、全国的な大きなニュースとなった。 だが、その後も、報告書を受け入れて再発防止策を履行するように県の指導を受けながらも、学校が態度を改めることはなかった。
 そして、両親の会見から3カ月後、長崎海星高校では新たな自殺者が出た――。

目次

第1章 突然の別れ
 2017年4月20日、長崎市の私立海星高に通う勇斗が公園で自殺し、いじめを示唆するような遺書や手記が、自宅と現場で見つかる。憔悴する父大助に対して、学校側は自殺を「突然死」や「転校」として扱わないかと偽装を提案する――。

第2章 両親の後悔
 穏やかな性格で学業成績も優秀だった勇斗は将来、東京ディズニーリゾートで働くことを夢見ていた。自殺の約2週間後、いじめの加害者の実名が書かれた勇斗の手記が発見され、大助と母さおりは「悩みに気付けなかった」と自責の念に駆られる――。

第3章 学校への要望
 勇斗の自殺の真相を明らかにするため、大助とさおりは第三者委員会を設置して原因を調査するよう学校側に要望する。愛息の死を風化させたくないと、思いの丈を学校側にぶつける2人だが、煮え切らない教職員の態度に不信感を深めていく――。

第4章 決裂
 海星高では過去にも別の生徒が自殺しており、その事実を知ったさおりが教職員を問いただす。一方、第三者委が発足して調査が始まると、学校側は全てを丸投げして遺族側の要望をことごとく拒否するようになる――。

第5章 長崎県は学校に味方した
 学校側を信じられなくなった大助とさおりは、私学を監督する長崎県学事振興課に助けを求める。紆余曲折を経て学校と遺族、県の3者での話し合いの場が設けられるが、その席で県担当者は学校側を一方的に擁護する――。

第6章 拒絶された報告書
 2018年11月、約1年4カ月の調査を経て、第三者委は「同級生によるいじめが自死の主たる要因」と報告書で結論付ける。だが、再発防止への取り組みに期待する大助とさおりに対して、学校側は報告書を不服として受け入れない旨を通知する――。

第7章 日本スポーツ振興センター
 子供が学校でのいじめで自殺した場合、日本スポーツ振興センターから遺族に災害共済給付金が支払われる制度がある。大助とさおりは手続きを進めるよう学校側に求めるが、何かと理由を付けて拒まれ続け、とうとう申請の時効が近づく――。

ほか

商品詳細

出版社名
文藝春秋
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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