心理療法における象徴機能の回復 イメージの展開からみる臨床的アプローチの可能性
発売日:2022年10月
- ページ数
- 229p
- ISBN
- 978-4-422-11751-5
- 著者情報
- 片山 知子(カタヤマ トモコ)
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程研究指導認定退学。博士(教育学)。臨床心理士、公認心理師。精神病院や児童養護施設の勤務を経て、現在、クリニック勤務、京都女子大学大学院発達教育学研究科・京都先端大学大学院人間文化研究科・大阪大学大学院人間科学研究科の非常勤講師。専門は心理療法(心理面接、遊戯療法)、精神科における面接や心理テスト(WAISやロールシャッハテストなど)。対象は、被虐待体験や精神的な疾患をかかえるクライエントのテストおよび心理療法。2013年日本箱庭療法学会・河合隼雄賞受賞
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商品説明
目次
はじめに──象徴以前から始まる心理療法
第I部 象徴機能からみる解離の研究
第1章 解離研究の変遷
1.神経症の解離と抑圧──神経症の機序
2.戦争神経症から診断基準へ──症状としての解離
3.心的外傷者の中核症状としての解離──複雑型PTSDへの注目
第2章 心的外傷を抱える被虐待児の象徴機能
1.被虐待児における象徴機能の諸特徴
(1)子どもという観点の成立と児童虐待
(2)被虐待児にみられる症状・情緒・行動
(3)愛着対象とスキーマの内在化
(4)被虐待児における象徴機能とからだの関係
(5)入所施設における被虐待児との心理療法
2.解離への新たなアプローチ──象徴機能の回復過程を再検討する意味
第II部 心理療法へのアプローチ
第3章 はなしことばにおける象徴以前/以降
1.ことばのはじまり──感覚運動期・喃語・初語
2.情緒の共有──共同注視にみる移行対象の成立
3.ことばの持つちから──その象徴以前/象徴以降
(1)表象からシンボルへ
(2)自己の獲得とことば
(3)心理療法におけるはなしことば
第4章 箱庭療法における象徴機能の多様な側面へのアプローチ
1.あそびと箱庭療法
2.箱庭療法における象徴表現
3.統合失調症者の箱庭療法研究からみる諸要素
(1)構造と体験
(2)イメージと思考
(3)箱庭療法における砂の働き
4.統合失調症を抱えるクライエントとの心理療法の実際──その内的な守りについて
5.象徴以前から始まる心理療法への観点
第III部 心理療法の実際──その象徴機能の回復をめぐって
第5章 はなしことばの獲得と自他の分化──虐待と発達の問題を抱えた幼児Aとの遊戯法を介して
1.遊戯療法にみられたはなしことばの獲得
2.自閉的なあそびから相互性へ
3.遊戯療法にみられた自他の区別とことばの発生
4.ことばの獲得以降──象徴化機能の定着から自意識のめばえへ
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 箱庭療法学モノグラフ 第17巻
- 出版社名
- 創元社
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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