遠きにありて、ウルは遅れるだろう

ペスア/著 斎藤真理子/訳

発売日:2023年1月

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  • 遠きにありて、ウルは遅れるだろう
ページ数
211p
ISBN
978-4-560-09079-4
著者情報
ペ スア(ペ スア)
1965年ソウル生まれ。梨花女子大学化学科を卒業後に公務員として働き、93年に短篇「1988年の暗い部屋」でデビュー。03年に長篇『日曜日、スキヤキ食堂』で韓国日報文学賞、04年に長篇『独学者』で東西文学賞、18年に短篇集『蛇と水』で今日の作家賞を受賞。イメージに富むと同時に生硬で鉱物的な破格の文体を用い、「韓国文学史で前例なき異端の作家」と評価され、多数の短篇集と長篇、エッセイ、詩作品を発表。常に独自のスタンスで揺るぎない地位を占める韓国女性作家のトップランナー

斎藤 真理子(サイトウ マリコ)
翻訳家。パク・ミンギュ『カステラ』(共訳、クレイン)で第一回日本翻訳大賞、チョ・ナムジュ他『ヒョンナムオッパへ』(白水社)で“韓国文学翻訳院”翻訳大賞受賞

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商品説明

存在を規定する記憶をすべて失い、“ウル”と名づけられた女性が、混沌の中から意識の底にある感覚を浮上させ、自分が何者であるのかを夢幻的に探っていく三つの物語。

今日の韓国文学作家に多大な影響を与え続ける
「韓国文学史で前例なき異端の作家」による、待望の邦訳!

著者は1965年ソウル生まれの女性作家。イメージに富むと同時に生硬で鉱物的な破格の文体を用い「韓国文学史で前例なき異端の作家」と評価され、今までに多数の短篇集と長篇、エッセイ、詩作品を発表。常に独自のスタンスで揺るぎない地位を占める韓国女性作家のトップランナーである。また、ハン・ガンの英訳者として知られるデボラ・スミスがぺ・スアの作品を高く評価しており、既に3冊を英訳している。これまでの作品は、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語などにも翻訳されている。本書は、今日の韓国作家に多大な影響を与え続ける著者の初の邦訳となる。
物語の舞台は「ソウルを連想させる人口1000万人都市」であるが、はっきりとは書かれていない。午後四時にベッドで目を覚ました「私」は、旅館の一室におり、存在を規定する記憶がすべて消えていることを知る。椅子には黒い服を着た同行者が座って本を読んでいた。同行者も、自分の存在を規定する記憶をすべて失っていることに気づく。広げられた新聞に、ジョナス・メカスの訃報記事があることから、日にちは一月二十三日頃だとわかる。巫女に会い、「ウル」と名付けられた私は、感覚と予感をもとに、様々なものにいざなわれ、自分が何者であるのかを夢幻的に探っていく。〈はじまりの女〉という原初的なイメージが、ときに激烈な感情をともなって変遷しながらウルの前にあらわれる。「それこそが私の存在の唯一の根拠であるという確信」が芽生えて……。
全篇を通して、存在の不安、孤独、愛、性、死などの人間の本質を体感するような謎めいたイメージが横溢し絡み合う。世界と自己をまったく新しく捉え直す文学の挑戦!

※お届け日が変更になりました
1月10日→1月23日

商品詳細

シリーズ名
エクス・リブリス
出版社名
白水社
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

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