瀧口修造研究 〈影像人間〉の系譜

秋元裕子/著

発売日:2022年9月

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ページ数
385p
ISBN
978-4-7576-1035-4
著者情報
秋元 裕子(アキモト ユウコ)
北海道出身。1985年、早稲田大学第一文学部文学科日本文学専修卒業。2007年、北海学園大学文学研究科博士(後期)課程単位取得退学。博士(文学)。専攻は日本近現代文学。北海学園大学非常勤講師

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商品説明

瀧口のシュールレアリスム受容の土台となった、ウィリアム・ブレイクおよびサミュエル・テイラー・コールリッジらの英国浪漫主義受容の重要性を論じ、加えて、現象学者バシュラールの解釈学的視座を用いることによって、瀧口の芸術観・作品の普遍的な部分を際立たせ、国際的な文学研究における価値を見出した。

詩人・美術批評家の瀧口修造による、外国文学・芸術の受容、再創造、超越を論じる。
日本におけるシュールレアリスムの第一人者、詩人・美術批評家の瀧口修造について論じた本書独自の視点は、瀧口の美学を貫く特質の中心に影像に対する彼の考え方を据えていることにあり、瀧口が創造原理として重視した想像力の系譜を浮かび上がらせることにある。

目次

凡例
はじめに

序 章 瀧口修造先行研究・批評の分析―瀧口はどのように読まれて来たか
 1一九五〇年代後半?一九六〇年代後半
 2『瀧口修造の詩的実験1927?1937』刊行以後―一九六〇年代後半?七〇年代後半
 3瀧口没(一九七九年)?一九八九年
 4全集刊行―一九九〇年?一九九九年
 5瀧口修造世界の細分化―二〇〇〇年代前半まで
 6瀧口研究・批評の系譜と展望
第1章 瀧口のオートマティスム―コールリッジおよびバシュラールを補助線として
 1オートマティスムに対する瀧口の言及
 2コールリッジのイマジネーション
 3バシュラールによる詩的夢想の現象学的記述を補助線にして
 4瀧口のオートマティスム
第2章 ウィリアム・ブレイクの洗礼―光の形而上学
 1ブレイクとの出会い
 2瀧口における光の形而上学―「雨」「月」「六月の日記から」
 3生きた影像の力―幻視体験
第3章 「絶対への接吻」―シュールレアリスム詩の実験の転換点として
 1瀧口のシュールレアリスム受容―心酔期を巡って
 2「絶対への接吻」と錬金術的世界観
 3「詩と実在」における錬金術的象徴の否定
 4絶対の在り処―凡てのものの氾濫する所
 資料 シュールレアリスムの心酔期が過ぎるまでの瀧口の詩作品
第4章 「卵のエチュード」―サルバドール・ダリによる啓示とその超越
 1「シナリオ研究十人会」の同人として
 2「卵のエチュード」創作までの、瀧口のダリ受容―ダリ作シナリオ「ババウオ」・絵画「ナルシスの変貌」の重要性
 3ダリからの芸術的啓示(1)―シナリオ「ババウオ」
 4ダリからの芸術的啓示(2)―絵画「ナルシスの変貌」
 5「卵のエチュード」―色彩と影像の実験
  1 色彩の効果・二重影像・二つの世界の融合
  2 卵の象徴性
第5章 記録写真の美学―瀧口修造の場合
  1日本における一九三〇年代の芸術―芸術思潮・媒体・思考法
  1 時代と記録
  2 写真のブーム
  3 芸術における矛盾の解消
 2記録写真の美学
  1 記録写真とは何か
  2 物体 ほか

商品詳細

シリーズ名
近代文学研究叢刊 73
出版社名
和泉書院
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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