この父ありて 娘たちの歳月

梯久美子/著

発売日:2022年10月

  • この父ありて 娘たちの歳月
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ページ数
277p
ISBN
978-4-16-391609-5
著者情報
梯 久美子(カケハシ クミコ)
ノンフィクション作家。1961年、熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界八か国で翻訳出版されている。16年刊行の『狂うひと「死の棘」の妻・島尾ミホ』では、読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞を受賞

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商品説明

不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。

石牟礼道子、茨木のり子、島尾ミホ、田辺聖子、辺見じゅん……。
不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。
唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。

『狂うひと』『原民喜』『サガレン』など、話題作を発表し続けるノンフィクション作家が紡ぐ、豊穣たる父娘の物語(ナイン・ストーリーズ)。



目次

・渡辺和子
  目の前で父を惨殺された娘はなぜ、「あの場にいられてよかった」と語ったのか?

・齋藤 史
  二・二六事件で父は投獄された。その死後、天皇と対面した娘が抱いた感慨とは――。

・島尾ミホ
  慈愛に満ちた父を捨て、娘は幸薄い結婚を選んでしまい、それを悔い続けた……。

・石垣りん
  四人目の妻に甘えて暮らす、老いた父。嫌悪の中で、それでも娘は家族を養い続けた。

・茨木のり子
  時代に先駆けて「女の自立」を説いた父の教えを、娘は生涯貫いた。

・田辺聖子
  終戦後の混乱と窮乏のなかで病み衰えた父の弱さを、娘は受け入れられなかった。

・辺見じゅん
  父の望む人生を捨てた娘は、父の時代――戦争の物語を語り継ぐことを仕事とした。

・萩原葉子
  私は、父・朔太郎の犠牲者だった――。書かずには死ねないとの一念が、娘を作家にした。

・石牟礼道子
  貧しく苦しい生活の中でも自前の哲学を生きた父を、娘は生涯の範とした。 


・「書く女」とその父 あとがきにかえて

目次

渡辺和子―「私は父の最期のときを見守るために、この世に生を享けたのかもしれない」
齋藤史―「もののふの父の子に生れもののふの父の寂しさを吾が見るものか」
島尾ミホ―「死ニタイ、シンドイ、結婚シタ事ヲ悔ヤム。ジュウ(父)ヲ捨テテ来タバチカモ」
石垣りん―「父と義母があんまり仲が良いので鼻をつまみたくなるのだ」
茨木のり子―「いい男だったわ お父さん 娘が捧げる一輪の花」
田辺聖子―「やさしい言葉の一つもかけることなく、父を死なせてしまった」
辺見じゅん―「父が亡くなり、私もまた死んだと思った」
萩原葉子―「私はまさしく父親の犠牲者としてこの世に生まれた」
石牟礼道子―「憎くて、ぐらしかおとっつあま、地ごく極楽はおとろしか」

商品詳細

出版社名
文藝春秋
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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