アジアの孤児
発売日:2022年9月
- ページ数
- 371p
- ISBN
- 978-4-00-602346-1
- 著者情報
- 呉 濁流(ゴ ダクリュウ)
1900‐1976。日本統治時代の台湾、新竹に生まれる。漢詩人であった祖父に養育され、伝統的な教育を受けた後、公学校に入学。公学校卒業後は師範学校を経て教師となる。教員時代に初の小説『くらげ』を『台湾新文学』に発表。40年に日本人行政官の台湾人教師に対する対応を不服として教職を辞す。中国大陸に渡ると汪兆銘政権下の南京で『大陸新報』の記者をつとめた。42年に帰国すると、『台湾日日新聞』の記者をつとめながら、『アジアの孤児』を書き上げる
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商品説明
日本の植民地時代の台湾に生まれた胡太朗は、中国文化をルーツに持ちながら、近代的な教育を受けて成長する。だが日本人とは決して同等に扱われず、新天地を求めて渡った日本や中国でも同胞とは見なされない。やがて日本の中国侵略が本格化し、太平洋戦争が勃発すると、故郷では皇民化運動が吹き荒れる。植民統治下の台湾人が生きた矛盾と苦悩を克明に描き、戦後に日本語で発表された、台湾文学の古典的名作。
植民地時代の台湾に生まれた胡太明は、中国文化をルーツに持ちながら、近代的な教育を受けて成長するが、故郷では日本人と同等に扱われず、新天地を求めて渡った日本や中国でも、決して同胞とは見なされない。植民統治下の台湾人が生きた矛盾と苦悩を克明に描き、戦後に日本語で発表された、台湾文学の古典的名作。[解説=山口守]
※お届け日が変更になりました
9月17日→9月20日
目次
第一篇
苦棟(せんだん)の花の咲く頃
雲梯書院
古きもの新しきもの
濁流の中へ
久子
思慕たちがたく
故郷の山河
嵐の季節
彭秀才を葬う
愛と告白
青春の慟哭(どうこく )
波濤を越え
第二篇
日本留学
異郷の花
ふたたび故国へ
救いなき人びと
阿玉の悲しみ
昏迷と彷徨(ほうこう)
新生活
流離転々
大陸の呼び声
第三篇
紫金山の見える家
淑春
その後に来るもの
愛情は回帰する
相剋
一夜
風暴の前
囚われの部屋
脱出
さらば大陸
第四篇
暗い故郷
戦いの陰に
強いられた征途
この悲惨
回復期
母の死
虐げられる青春
再会
第五篇
日米開戦
新たな職場
愚かしき銃後
范の操志
虎狼の府
皇民派の悲哀
ある決意
犠牲
狂乱
再刊に際して
解説 近代台湾人の精神史を巡る旅……………山口守
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波現代文庫 文芸 346
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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