正しい核戦略とは何か 冷戦後アメリカの模索
発売日:2022年8月
- ページ数
- 377p
- ISBN
- 978-4-326-30314-4
- 著者情報
- ロバーツ,ブラッド(ロバーツ,ブラッド)(Roberts,Brad)
ローレンス・リバモア国立研究所グローバルセキュリティリサーチセンター所長。戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、国防分析研究所研究スタッフ、スタンフォード大学教授などを歴任。2009年から13年までは国防次官補代理(核・ミサイル防衛政策)として米国の核戦略の中核的文書である「核態勢見直し(NPR2010)」および「弾道ミサイル防衛見直し(BMDR2010)」の策定を主導するとともに、日米拡大抑止協議の設置に尽力した。2015年より現職。専門は安全保障、核戦略。オランダ・ロッテルダム大学エラスムス校で政治学博士号を取得。執筆した論文や報告書は多数。防衛分野における日本・アメリカ合衆国間の協力関係の促進に寄与した功績で、旭日中綬章を受章
村野 将(ムラノ マサシ)
ハドソン研究所研究員。岡崎研究所や官公庁で戦略情報分析・政策立案業務に従事したのち、2019年より現職。マクマスター元国家安全保障担当大統領補佐官らと共に日米防衛協力に関する政策研究プロジェクトを担当。専門は日米の安全保障政策、とくに核・ミサイル防衛政策、抑止論など。拓殖大学大学院国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程修了
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商品説明
ウクライナ侵攻で「核の恫喝」を行うロシア、核開発を続ける北朝鮮、凄まじい勢いで核・ミサイル戦力の増強を進める中国。日本でも核共有について関心が高まった。今こそ、地に足のついた核戦略の議論が必要だ。アメリカは中国・ロシアの核兵器にどう向き合い、北朝鮮などの核拡散にはどう対峙してきたのか?「核の傘」を保証するには何が必要なのか?そして「核のある世界」という現実と「核のない世界」という理想の狭間で、われわれは何を考えるべきなのか?米国政府で核政策を立案してきた第一線の専門家が冷徹に検証していく。近年の展開と日米同盟について論じた日本語版書き下ろしの新章と、監訳者による詳細な解説つき。
ウクライナ戦争で明らかになった核兵器のリアル。冷戦後アメリカの核戦略はどのように進化してきたのか? 第一人者が徹底検証!
ウクライナ戦争でロシアは「核の恫喝」を行い、北朝鮮は今も核開発を続けている。日本でも核共有の議論が高まった。今こそ核戦略のリアルな議論が必要だ。米国は中露や各地域の核問題にどう対峙したのか? 核の傘を保証するには何が必要なのか? 第一人者が冷徹に評価していく。最近の展開をカバーした新章と、監訳者解説つき。【原著】Brad Robert,The Case for U.S. Nuclear Weapons in the 21st Century(Stanford University Press,2015)
※お届け日が変更になりました
8月12日→8月16日
目次
謝 辞
序 論
第1章 冷戦後における米国の核政策・核態勢の発展
冷戦の遺産
ジョージ・H. W. ブッシュ政権
クリントン政権
ジョージ・W. ブッシュ政権
オバマ政権
新たな抑止指針
3つのNPRにおける継続性と変化
近代化の問題
変化する政治環境
近代化と軍縮
第2章 第一の新たな問題──核武装した地域の挑戦国
中東における問題
新たな問題──北朝鮮からテキサス州オースティンへ
核兵器に関する北朝鮮の主張
北朝鮮の核使用の妥当性
新たな紛争レベルにおける抑止上の課題
結 論
第3章 地域における新たな抑止戦略
地域の抑止アーキテクチャを強化するための包括的アプローチ
弾道ミサイル防衛による抑止とその他の価値
地域抑止のための米国本土防衛の価値
抑止戦略の最適化
核の代わりになるものはあるのか?
われわれにとってのセオリー・オブ・ビクトリーに向けて
グレーゾーンにおける効果的な抑止
レッドゾーンにおける効果的な抑止
ブラック・ホワイトゾーンにおける抑止
われわれにとっての重要な前提
恫喝戦略への対抗と戦争の勝利
結 論
第4章 第二の新たな問題──プーチン率いるロシアとの関係
1984年から2014年へ──複数の「リセット」
核の次元──収束する未来か,分岐する未来か
戦争と抑止問題への回帰
ロシアのセオリー・オブ・ビクトリー
戦略的不安定性の新たな要因
米国への示唆
第5章 進化する米中関係
関係改善の促進──1989年から2014年へ
米中関係における核の次元
非公式対話からの教訓
米中の核をめぐる将来シナリオ
戦争と抑止の問題へ
中国のセオリー・オブ・ビクトリー
戦略的不安定性の新たな要因
結 論
第6章 欧州における拡大抑止と戦略的安定性
拡大抑止を定義する
NATOの核政策──1991年から2009年
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:The Case for U.S. Nuclear Weapons in the 21st Century
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