組織衰退のメカニズム 歴史活用がもたらす罠
発売日:2022年2月
- ページ数
- 470p
- ISBN
- 978-4-561-26763-8
- 著者情報
- 松尾 健治(マツオ ケンジ)
熊本学園大学商学部准教授、神戸大学大学院経営学研究科研究員。2001年3月東京大学文学部歴史文化学科西洋史学専修課程卒業。2017年3月神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。東京海上火災保険株式会社(現、東京海上日動火災保険株式会社)などを経て、2017年4月より熊本学園大学商学部
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商品説明
戦前の大企業“鐘紡”の戦後の歩みから、衰退のメカニズムを解き明かす。豊富な史料・資料・証言を丹念に追い、ありのままの人間の行為と判断の危うさに迫ることで見えてきたのは、等身大の企業人たちが自社の歴史の活用に失敗し、罠に陥っていく生々しい有り様であった。組織衰退のリアリティが見事に浮き彫りにされた力作!
戦前に大きな成功をおさめた鐘紡。戦後は衰退して最後には破綻した。本書は、膨大な社内資料や当事者の証言から、戦後の過程(プロセス)に解像度高く迫り、組織衰退のメカニズムを探求していく。そこで見えてきたのは、当事者の必死さ、誤算、恐れ、弱さ、罠に陥っていく様や、一人一人の思惑とそれらの掛け違いであった。
成功した経験をもつ組織がなぜ衰退してしまうのか、と問えば、多い答えは、成功から学習したことの慣性が、環境変化への適応を妨げるから、というものだろう。とはいえ、人は失敗から学習することもできるはずだ。環境変化に際して大きく失敗すれば、失敗から学習して新たなやり方を取り入れることもできる。だが、それがうまくいくとは限らない。つまりこの問いは、容易には答えられないし、かといって気にせずに済ますこともできない古くから人間社会にある問いであり、持続的成長が求められる今日の企業にとっても向き合うべき問いとして残されている。
成功あるいは失敗から学習するということは、組織の過去についての解釈(歴史)を当事者が活用する営みである。組織の当事者が自分たちの歴史をどのように活用してしまうことが衰退につながるのか。本書が解き明かすのは、等身大の企業人たちが歴史の活用に失敗し、それによってもたらされる組織衰退のメカニズムである。
商品詳細
- 出版社名
- 白桃書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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