シュンペーター 資本主義の先を予言した史上最高の経済学者

名和高司/著

発売日:2022年6月

  • シュンペーター 資本主義の先を予言した史上最高の経済学者
  • シュンペーター 資本主義の先を予言した史上最高の経済学者
ページ数
383p
ISBN
978-4-296-00076-0
著者情報
名和 高司(ナワ タカシ)
京都先端科学大学ビジネススクール教授、一橋大学ビジネススクール客員教授。東京大学法学部卒、三菱商事(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。シュンペーターおよびイノベーションを主に研究。2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。イノベーション研究グループのグローバルリーダのひとり。デンソー(〜2019年まで)、ファーストリテイリング、味の素、SOMPOホールディングス(いずれも現在も)などの社外取締役、ボストンコンサルティンググループ(〜2016年まで)、インターブランド、アクセンチュア(いずれも現在も)などのシニアアドバイザーも兼任

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商品説明

イノベーションの生みの親シュンペーター。イノベーションとはそもそも何か、どう起こすのかを知ろう。ゼロから何かを思いつく創造は重要ではない。それを、世界中に「スケール」し、届けること―。それこそがイノベーションの本質である。

新しいことができない、世代交代が起きない、無能な人が出世する……
閉塞感を感じているすべての人は、最高の経済学者「シュンペーター」を知ろう!

スティーブ・ジョブズは「iPhoneを作ったことがすごい」と言われがちです。でもそれは間違いです。本当にすごいのは「iPhoneを世界に広めたこと」です。
iPhoneに似たものは当時かなりありました。ジョブズの真骨頂は、「すでにある似たようなものを組み合わせ、それにより人々の生活を変えたこと」です。ただ製品を思いつくだけではなく、その先にいる人々――しかも世界中の人々――に「思わず使わせたくなる製品を作り、きちんと届ける販路を作り、もちろん原料の調達も可能にしたこと」ことがすごいのです。これは、シュンペーターのいう「イノベーション」理論を体現しています。

シュンペーターは「イノベーションの父」と呼ばれています。
今から約100年前、シュンペーターが29歳の時に、「イノベーション」という概念を初めて世に問うたことは知っていましたか。
シュンペーターの理論は、現代に働くみなさんが知っておいた方がいいことばかりです。
たとえば、シュンペーターは「アイディアなんてただのゴミ」だといいます。そんなものより、ジョブズのiPhoneのように「すでにあるものを組み合わせること」の方が大切だとしています。これは、松下幸之助の得意技でもあります。その方が大きなものが生み出せます。
ほかにも、「変革は外から起こるのはなく、内からしか起こらない」「景気の波は繰り返し起こる」「受け身な人間はただの快楽的な人間」「資本主義は終焉を迎える」など、さまざまな理論を残しています。

シュンペーターの理論は、常に前を向き、停滞している現状を破壊できる力があります。「優れた理論は、何にでも応用ができる」といいますが、まさにシュンペーターの理論はそれです。
 シュンペーターが特に経営者に人気があり、現代も生き生きしているのは、現代で、まさに「使える」理論だからです。ぜひ、経済学の基本とも言えるシュンペーター理論を知りましょう!

目次

第1章 シュンペーターの思想を知る
ゼロから1を生むだけのスタートアップなんて意味がない
不況は絶好の機会
なぜマルクスには人気があるのか
第2章 シュンペーターは何者か
技術革新よりも、新しい販路を開拓した方が大きな流れを生むときもある
第3章 シュンペーターの思想の本質
★創造にとっていちばん大切なのは、破壊ではなく「組み換え」
★リスクを避けて現状を維持することが、最大のリスク
★ジョブスの真骨頂は、ゼロからの創造をしなかったこと
ただの「右肩上がり」を目指すのは凡庸な経営者
第4章 イノベーションのカギは「新結合」
★技術革新よりも、新しい販路を開拓した方がすごいときがある
★これまでの産業革命はすべて「新結合」の結果
ただ「ジョブ型」にするだけだと、優秀な人材は会社を辞めてしまう
第5章 アントレプレナーになろう!
イノベーションを起こせる人間は、反抗できる人間である
「Day 1」を忘れない
失敗することよりも、真剣でないことを恐れろ
第6章 信用を忘れてはいけない
現在価値ばかり見ていると、本当のイノベーションは育たない
イノベーションに必要な投資は人件費だが、現代の会計ではコスト計上扱いされてしまう
第7章 時代の波を読む
計画は必要ない、必要なのは短期と長期の景気の波を分かっていること
第8章 資本主義のあとに
資本主義の「成熟」とは、実は衰退のことでしかない
資本主義を食いつぶすのは大企業
「脱成長」は魅力的だが、本当に問題を解決するのか?
最終章 もしシュンペーターが現代日本に現れたら
日本でイノベーションが起こらないのは、経営者のせいである
大切なのは「内なる声」「努力」「情熱」
若さとは年齢ではなく、精神の若さのことである

商品詳細

出版社名
日経BP
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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