現代の哲学的人間学 間主観性の人間学とは何か
発売日:2022年4月
- ページ数
- 377p
- ISBN
- 978-4-86285-362-2
- 著者情報
- 金子 晴勇(カネコ ハルオ)
昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)
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商品説明
人間学については古代から現代まで多くの学説がある。プラトンの観念論的人間学をはじめ、ヘブライズム信仰による人間学、哲学と信仰を統合するアウグスティヌスや中世の人間学、啓蒙時代の理性的で自然主義的な人間学、ヘーゲル哲学を解体したフォイエルバッハやキルケゴールの人間学など。そのなかで哲学的人間学の成立にはカントとマックス・シェーラーの貢献が多大であった。哲学的人間学は、シェーラー『宇宙における人間の地位』(1928年)をきっかけに、同年にヘルムート・プレスナーが『有機体の諸段階と人間―哲学的人間学入門』を刊行し、人間の存在を全体的に考察する学問として確立した。シェーラーは、新たな展開をした生物学や個別諸科学と現象学的方法により、人間学の基盤を確立した。彼は価値倫理学と形而上学を経て人間学に至ったが、同時に禁欲原理としての「精神」の中に「人間の特殊地位」を見出した。さらにプレスナーは有機的自然界に対する「人間の特殊地位」を人間の「脱中心性」により捉えた。人間学とは「自己自身についての知識」である。自己認識こそ芸術、宗教、哲学における知的探求の目的である。本書は一世紀にわたる多様な研究成果を、対話と関主観性の観点から総合的に考察した、最新の本格的概説書である。
人間学については古代から現代まで多くの学説がある。プラトンの観念論的人間学をはじめ,ヘブライズム信仰による人間学,哲学と信仰を統合するアウグスティヌスや中世の人間学,啓蒙時代の理性的で自然主義的な人間学,ヘーゲル哲学を解体したフォイエルバッハやキルケゴールの人間学など。そのなかで哲学的人間学の成立にはカントとマックス・シェーラーの貢献が多大であった。
哲学的人間学は,シェーラー『宇宙における人間の地位』(1928年)をきっかけに,同年にヘルムート・プレスナーが『有機体の諸段階と人間――哲学的人間学入門』を刊行し,人間の存在を全体的に考察する学問として確立した。
シェーラーは,新たな展開をした生物学や個別諸科学と現象学的方法により,人間学の基盤を確立した。彼は価値倫理学と形而上学を経て人間学に至ったが,同時に禁欲原理としての「精神」の中に「人間の特殊地位」を見出した。さらにプレスナーは有機的自然界に対する「人間の特殊地位」を人間の「脱中心性」により捉えた。
人間学とは「自己自身についての知識」である。自己認識こそ芸術,宗教,哲学における知的探求の目的である。本書は一世紀にわたる多様な研究成果を,対話と関主観性の観点から総合的に考察した,最新の本格的概説書である。
目次
哲学的人間学の意義
第1部 哲学的人間学の歴史と根本問題(哲学的人間学の現代的な展開
現代の生物学と医学における人間学の発展
人間学の新しい可能性
他者認識と間主観性―マックス・シェーラー学説の批判的検討
間主観性の人間学―人間の内なる社会の考察
哲学的人間学の根本問題)
第2部 文化・社会・宗教との関連(人間と文化
人間と社会
現代人間学における心身相関説―シェーラーと現代の医学的人間学からの考察)
哲学的人間学の現代的意義
商品詳細
- 出版社名
- 知泉書館
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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