和解のための新たな歴史学 方法と構想
発売日:2022年5月
- ページ数
- 381p
- ISBN
- 978-4-7503-5409-5
- 著者情報
- 劉 傑(リュウ ケツ)
現職:早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門分野:近代日本政治外交史
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商品説明
東アジア未完成の課題である戦争と植民地支配という歴史の「負の遺産」を克服し、和解を実現するためにどのような歴史研究の可能性があるか。異なる国家体制、国民の歴史意識を相互の理解と和解に導くための新しい史学と歴史家ネットワークの形成を模索する。
目次
『和解学叢書』刊行に寄せて[浅野豊美・梅森直之・劉傑・波多野澄雄・外村大・土屋礼子]
はしがき 「知的和解」を追求する新しい歴史学[劉傑]
第1部 歴史のなかの和解と対立
イントロダクション[澁谷由里]
第1章 中国前近代史にみる「和解」と「融和」[澁谷由里]
はじめに
1 内外における抗争と融和
2 朝貢冊封・羈縻・盟約――融和と和解の中国的なルール
おわりに――「融和」は「和解」になりうるか?
第2章 日中の「対支文化事業」言説からみる「和解」の可能性と限界――日中「共同」事業摸索をめぐって[桑原太朗]
1 日本政府の思惑と中国政府の反応
2 日中両国からの批判
3 「共同」事業の摸索と理念の共有
おわりに
第3章 日中「経済提携」と和解――一九三〇年代における関係改善の模索[矢野真太郎]
はじめに
1 経済提携の提起
2 日本国内における「経済提携」論
3 中国国内における「経済提携」論
4 二度の経済使節団
おわりに
第4章 天皇訪中と「和解」の限界――封じ込められた反日感情[城山英巳]
はじめに――「政治」「国民」二つの和解
1 外務省の危機意識
2 「市民との触れ合い」への道のり
おわりに――続く「戦争の歴史」との向き合い
第5章 和解における「人間」の回復――タイ中・タイ日関係にみる「妥協」の役割[タンシンマンコン・パッタジット]
1 国際情勢の変化と相互イメージの「再人間化」
2 歴史的特徴――負の遺産の不在
3 タイの外交文化――「蓮が傷まなければ水も濁らない」という価値観
終わりに
第2部 知識人(歴史家)は「対立」の歴史に如何に直面してきたのか
イントロダクション[鄭成]
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 和解学叢書 5 歴史家ネットワーク
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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