競争と秩序 東南アジアにみる民主主義のジレンマ
発売日:2022年6月
- ページ数
- 207,32p
- ISBN
- 978-4-560-09434-1
- 著者情報
- 川中 豪(カワナカ タケシ)
1966年生まれ。早稲田大学法学部卒。修士(法学)早稲田大学、博士(政治学)神戸大学。1993年にアジア経済研究所に入所し、フィリピン大学、スタンフォード大学、アテネオ・デ・マニラ大学の客員研究員、アジア経済研究所地域研究センター長などを経て、現在、アジア経済研究所地域研究センター上席主任調査研究員。専門は、比較政治学、新興民主主義研究、政治制度論、東南アジア政治
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商品説明
自由な競争を保障することと安定的な秩序を確立すること。いずれも民主主義にとって必要でありながら、両者のバランスを取るのはそう簡単ではない。この二つの間の緊張関係に翻弄され、民主主義は、結局のところジレンマに陥ってしまう。実証主義的な比較政治学の蓄積にもとづき、民主主義の困難な歩みを経験してきた東南アジア諸国を具体的な事例として、民主主義一般に通底する問題を解き明かす。
なにが民主主義をはばむのか?
現在、民主主義を採用する国々は世界の多数派となっている。しかし、その道のりには多くの紆余曲折があった。
1980年代以降の急速な民主化の進行は、民主主義の権威主義体制に対する優位性を示したかにみえたが、新しい世紀を迎えてからその後退が指摘されるようになった。
民主主義とある社会が出会うとき、安定的に調和するには多くの試練が待ち受けている。その鍵を握るのが「競争」と「秩序」である。
自由な競争を保障することと安定的な秩序を確立すること。いずれも民主主義にとって不可欠でありながら、両者のバラスを取るのはそう簡単ではない。
この2つの間の緊張関係に翻弄され、民主主義は、結局のところジレンマに陥ってしまう。
そして、こうした試練が最も分かりやすい形で表れた地域のひとつに東南アジアがある。
インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポールの5カ国の現代史を比較政治学の理論をもとに多角的に跡付けたのが本書である。
なにが民主主義をはばむのか。暴力的衝突、権力監視の侵食、操作された制度――。民主主義が超えるべき課題に斬りこむ。
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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