「古武道」伝承の歴史人類学的研究 モノ・ナマエ・ワザの過去と現代
発売日:2022年3月
- ページ数
- 455,42p
- ISBN
- 978-4-86209-087-4
- 著者情報
- 足立 賢二(アダチ ケンジ)
1973年岡山県で生まれる。1992年3月岡山県立倉敷古城池高等学校卒業。1996年3月信州大学人文学部人文学科卒業。1998年3月信州大学大学院人文科学研究科地域文化専攻修了。1998年4月以降、地方公務員、民間企業社員、専門学校常勤講師を勤める。2007年3月四国医療専門学校鍼灸マッサージ学科卒業。2007年4月以降、四国医療専門学校、宝塚医療大学にて専任教員を勤める。2020年3月名古屋大学大学院人文学研究科人文学専攻博士後期課程単位取得後満期退学。2020年4月〜2021年3月名古屋大学大学院人文学研究科博士候補研究員。2022年2月現在、宝塚医療大学保健医療学部准教授。「武医同術」をキーワードとして、伝統武術と伝統医療を対象とする歴史人類学的研究を展開している。取得学位、博士(文学)名古屋大学。取得資格、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師
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商品説明
「古武道とは何か」という外部からの問い。「修練・熟達」によって生命感覚を鍛える「内部者」の、誇りと自恃。モノ(巻物)、ナマエ(武名)、ワザ(形・型)が一体となった「古武道」伝承のほんとうの価値と力とは何か。その大きさと奥行、固着化した正統性の欠陥を問う。長年の参与観察と「相伝」の調査研究によって成った力作。
◆「古武道とは何か」「伝承のほんとうの価値と力とは何か」
長年にわたる体験的観察と史資料の詳細な調査による伝承研究の書。
◆武道のルーツとしての古武道とは、“本来の日本人がもっていた行動様式・こころ・すぐれた身体技法を色濃くのこしている。” “先人の技をそのままに伝える。” “希少で保護すべき存在。” なのか?
幼少に武道師範の超人的エピソードに親しみ、その身体技法にあこがれて古武道修業を開始した筆者。そこで出合ったのは、先人の教えに自ら工夫・研鑽を重ね、他の武術流派の稽古をも積む、多くの古武道修行者たちだった。
従来の言説と実体験の乖離から、本格的に近代・前近代の史資料にあたる。直面したのは、かつての武術者たちの豊富な「語り」だった。その「語り」から見えてきたのは、現代における古武道の姿とは異なる、モノ(巻物)、ナマエ(武名)、ワザ(形・型)が一体となった「古武道」伝承のほんとうの姿であった。
◆近年、日本の「武道」は日本文化の代表的存在として政策的に活用されている。そして「武道のルーツ」とされる「古武道」については、「貴重な文化財である」との認識のもと、文化財保護法の指定に古武道の名称を加えようとする政治的な動きも観察できる。しかし、古武道の学術的研究は未だ発展途上にあり、「文化財指定すべき古武道とはいかなるものか」「そもそも古武道とは何か」について、体系的な議論は不足していると見なさざるをえない。古武道が将来的に文化財に指定されるか否かに関わらず、古武道の明確な定義や固有の特徴、その継承において重視されている要素を明らかにすることは、政策的見地のみならず、古武道の文化的展開にとって重要であると考える。
国の内外をとわず、古武道や武道、そして日本文化についての刺激的な疑問、より豊かな議論の礎を提供したい。
商品詳細
- 出版社名
- 言叢社
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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