ベートーヴェン症候群 音楽を自伝として聴く
発売日:2022年4月
- ページ数
- 351,61p
- ISBN
- 978-4-393-93222-3
- 著者情報
- ボンズ,マーク・エヴァン(ボンズ,マークエヴァン)(Bonds,Mark Evan)
ノース・カロライナ大学チャペル・ヒル校ケアリー・C・ボッシマー卓越教授(音楽学)。専門は18・19世紀の西洋音楽、とりわけ器楽の美学と理論。ハーヴァード大学でハイドンのソナタ形式における疑似再現の問題を扱った論文(1988)で博士号を取得
堀 朋平(ホリ トモヘイ)
住友生命いずみホール音楽アドバイザー、国立音楽大学ほか講師。2013年、東京大学大学院博士後期課程修了(美学芸術学専攻)。博士(文学)。演奏家との交流をとり入れた講演・解説にも力を入れている
西田 紘子(ニシダ ヒロコ)
九州大学大学院芸術工学研究院准教授。2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了(音楽学専攻)。博士(音楽学)。オーケストラ団体の研究や演奏研究、批評活動も行なっている
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商品説明
なぜわれわれは芸術表現に作り手の人生を読み取ろうとするのか。あらゆる音楽の「聴き方」に深く浸透している「症候群」の正体をときあかす。主観と客観―表現と聴取のパラダイムがせめぎあう歴史を俯瞰した刺激的考証。
ベートーヴェンの交響曲に彼の「人生の苦悩」を、モーツァルトのソナタに「母を喪った悲しみ」を――病的なまでに音楽に作曲家の自己のほとばしりを聴こうとする「ベートーヴェン症候群」。過去200年にわたって「聴取」に大きな影響を及ぼしてきたこの「病」の実態を解き明かす。
原著タイトル
The Beethoven Syndrome
Hearing Music as Autobiography
目次
序 器楽による自己
第I部 客観的表現のパラダイム――1770〜1830年
第一章 修辞学の枠組み
表現は説得手段/作曲家は役者/ミメーシス
第二章 主観的表現の受容へ
芸術は自己を覗く窓/情念という特権/抒情詩
第三章 作品のうちに作曲家を聴く
ファンタジー/フモールとイロニー/客観性の時代におけるベートーヴェンの主観性
第II部 主観的表現のパラダイム 1830〜1920年
第四章 解釈学の枠組み
誠実さを聴く/予言を聴く
第五章 一人称のベートーヴェン
修辞学から解釈学へ/ハイリゲンシュタットの遺書/伝記
第六章 アフター・ベートーヴェン
書かれた人生/耳で聴く人生/形式 vs. 内容/のちの作曲家/主観性は過去へも影響する/二つのカテゴリー
第III部 共存する二つのパラダイム――1920年以降
第七章 客観性の回帰
作曲家はカメレオン/作曲家は霊媒師/作曲家は技術者(エンジニア)
第八章 今もつづく主観性
結び 彗星を追って
商品詳細
- 出版社名
- 春秋社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
- 原題
- 原タイトル:The Beethoven Syndrome
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