ユダヤ的叡智の系譜 タルムード文化論序説
発売日:2022年3月
- ページ数
- 440,12p
- ISBN
- 978-4-13-016044-5
- 著者情報
- 市川 裕(イチカワ ヒロシ)
1953年埼玉県に生れる。1976年東京大学法学部卒業。1982‐85年エルサレム・ヘブライ大学タルムード学科特別生等。1986年東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専門課程博士課程単位取得退学。1986年筑波大学哲学・思想学系文部技官、同講師を経て1991年東京大学文学部助教授。2004年東京大学大学院人文社会系研究科教授。2019年定年退職し、東京大学名誉教授。イエス時代のユダヤ教への興味からエルサレムのヘブライ大学に留学、律法研究に取り組む。タルムードの読み方を学び、現地で毎朝の礼拝にも参加し、帰国後、東洋の宗教を学び直すなかで、比較宗教的視点から思索を深めた
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商品説明
神殿も聖地も祖国も失い離散してなお生き延び、豊かな経済的・学問的足跡を残せたのはなぜか。神の啓示の学習「タルムード・トーラー」から考える。
目次
序 信仰に徹することと啓蒙ということ
第一部 ラビ・ユダヤ教の成立とタルムード学の形成
第一章 宗教と教育──タルムード学の意義と批判精神の育成
はじめに──学問的理念から見た比較宗教文化
1 歴史的俯瞰からの問題提起
2 ラビ・ユダヤ教の理念と学問
3 タルムードの方法学
おわりに──神への愛による批判精神の育成
第二章 一神教と〈戒〉──ユダヤ教的特徴
はじめに──戒律と宗教文化への視点
1 ラビ・ユダヤ教の戒律の意義
2 戒律の対象としての人間の思いと行い
3 口伝トーラー・ミシュナの法体系と事物の分類
4 戒律の目指すもの
5 ラビ・ユダヤ教の文化の「型」
第三章 神殿供犠から啓示法へ──ユダヤ・アイデンティティの確立
1 唯一神教の二つの流れ
2 ユダヤ教とイスラームの相互影響
3 自己定義する宗教の出現
4 宗教共同体の構成要素としての動物供犠の意義
5 神殿供犠が啓示法に包摂される過程
6 宗教共同体としての再生の青写真
7 ローマ帝国とユダヤ共同体における国家と宗教の関係
おわりに
第四章 タルムードの聖書解釈に込められたユダヤ賢者の実存的関心
はじめに
1 レヴィナスに学ぶタルムードの特徴
2 イスラエルの民の契約締結は強制か自発的か
3 ラヴァとはだれか
おわりに
第五章 タルムード学の系譜──中世の学問的成熟
はじめに
1 ゲオニーム時代と知のあり方
2 北アフリカ
3 ムスリム・スペイン
4 アルプス・ピレネー以北
5 キリスト教スペイン
6 スペインからツファト(サファド)へ
7 ポーランドのアシュケナジーム
第二部 タルムード学の成立とユダヤ的生活様式の実現
第六章 タルムードのテキストを読む──子に対する親の義務
1 テキストの構成
2 子弟の教育に関するタルムードの議論
3 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 東京大学出版会
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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