怪異と遊ぶ
発売日:2022年4月
- ページ数
- 288p
- ISBN
- 978-4-7872-9267-4
- 著者情報
- 一柳 廣孝(イチヤナギ ヒロタカ)
1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教育学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史
大道 晴香(オオミチ ハルカ)
1985年、青森県生まれ。國學院大學神道文化学部助教。専攻は宗教学
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商品説明
怪異は、恐怖の対象として忌避されると同時に、好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。怪談師、心霊術、分身、透明人間、『トワイライトシンドローム』、「意味が分かると怖い話」―怪異が娯楽や趣味としても受容されてきたことを、多角的な視点から照らし出す。
日常を逸脱した存在や現象である「怪異」は、恐怖の対象として忌避されてきた。しかし同時に、怪異は好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。私たちはなぜ「怖いもの見たさ」で怪異をのぞき込み、怪異と戯れてしまうのだろうか。
怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、『トワイライトシンドローム』、妖怪と地域文化、「意味が分かると怖い話」――多様なジャンルの事例から、怪異と遊びとの関係性を描き出す。
怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを、文学研究や民俗学、社会学、宗教学などの視点から照らし出す。作家・川奈まり子との座談会も所収。
執筆者(以下、執筆順)
大道晴香/伊藤龍平/斎藤 喬/一柳廣孝/永島大輝/構 大樹/今藤晃裕/橋本順光/橋迫瑞穂/市川寛也/川奈まり子
※お届け日が変更になりました
4月25日→4月下旬→5月上旬
目次
はじめに 大道晴香
第1部 怪異を語る
第1章 幽霊に萌える、怪異で遊ぶ 伊藤龍平
1 落語『お菊の皿』
2 恐怖と笑いの近日点
3 「皿屋敷」は萌えているか
4 創作怪談と実話怪談のベクトル
第2章 語り継がれる狸合戦――阿波における憑依と遊戯 斎藤 喬
1 「金長霊明神」由来譚
2 初発の口走り
3 狸憑きから狸合戦へ
4 合戦を語る遊戯性
第3章 怪談師の時代 一柳廣孝
1 遊びとしての怪談語り
2 明治の怪談師たち
3 そして、現代の怪談師へ
第4章 「意味が分かると怖い話」とは何か――「似ている話」を探して、作って、読み換える、遊び 永島大輝
1 本章で「意味が分かると怖い話」について考えていく道筋
2 「意味怖」の歴史
3 内容から検討するために、「話型(ルビ:わけい)(似ている・同じ)」について考える
4 「意味怖」という場で語られた話が「意味怖」である
5 心理テストは八百屋お七の夢を見るか?――「話群」の置き換えは「意味怖」に限らない
6 「意味怖」から「眼前の事実」を探るための覚書
第2部 怪異を表現する
第5章 分かたれた「己」で、遊ぶ――森?外「不思議な鏡」が映し出す分身譚の愉しみ 構 大樹
1 簇出する分身譚
2 お約束からズレようとする「不思議な鏡」
3 「新年のお慰み」という意識
4 分身を自然化する?外の語られ方
第6章 大正、〈霊交術事件〉の夏――奇術としての心霊術 今藤晃裕
1 ゼーゲル夫妻来朝す
2 〈霊交術事件〉?末
3 エンターテインメント化する心霊術
4 奇術としての心霊術
第7章 透明人間現る――隠れる物語から露わにする物語まで 橋本順光
1 透明人間の誕生――ギュゲスと龍樹の逸話からウェルズまで
2 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 青弓社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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