土が変わるとお腹も変わる 土壌微生物と有機農業

吉田太郎/著

発売日:2022年3月

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ページ数
252p
ISBN
978-4-8067-1631-0
著者情報
吉田 太郎(ヨシダ タロウ)
1961年生まれ。東京都杉並区で育つ。筑波大学自然学類卒。同大学院地球科学研究科中退。大学では地質学を専攻。東京都及び長野県の農業関係行政職員、長野県農業大学校教授、有機農業推進担当職員。2022年3月に定年退職

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商品説明

最先端の研究を紹介しながら、土壌と微生物、食べもの、そして気候変動との深い関係性を根底から問いかける。世界各地で取り組まれる菌根菌を活かした不耕起自然農法や自然放牧での畜産の実践事例が、「一度失われた表土再生には何百年もかかる。化学肥料や有機堆肥がなければ農業はできない」という通説を見事に覆していく。

目次

はじめに オーガニック給食実現の鍵は関係者のマインド・リセット

序章
カーボン・ゼロでは防げない地球の危機
土壌にカーボンを戻し有機農業で地球を冷やす
重労働低収量の有機農法から科学的に洗練された再生農業へ
世界ですでに始まっている再生農業革命
本書の構成と登場人物
COLUMN1 再生農業とロデール研究所

第1章 有機農業で洪水と旱かん魃ばつを防ぐ
ヨーロッパの洪水とオーストラリアの緑野を結ぶ土壌とは
気候変動で多発する洪水と旱魃
夏は緑─入植者たちが見たオーストラリアの原風景
土壌団粒によって高まる透水性と保水力
植物の吸水力を飛躍的にアップさせる助っ人、菌根菌
ニューヨークの空を暗黒に染めたダストボウル
カバークロップ革命で土壌は簡単に作れる
団粒構造が構築されれば干上がった河川も蘇る
COLUMN2 団粒構造を構築する接着剤グロマリン

第2章 土が健康なら無肥料で農業ができる
根からの液体カーボンと菌根菌ネットワークの共生進化
農業とともに始まった地球温暖化
耕起は真菌の身体を切り裂き土壌を壊す
締固めと耕起 耕せば耕すほど雑草は増える
生物多様性の九五%を占める目に見えない土の中の世界
リン酸肥料は不要 着目される菌根菌ネットワーク
根からの糖分と交換されるミネラル
菌根菌にカーボンを提供し光合成能力を高める共利関係
菌根菌ネットワークを養う栄養パーティーの主催者は植物
化学肥料と農薬で台無しにされる地下の饗宴
インクルーシヴの摂理─誰一人取り残されずメンバー全員の参加でミネラルは循環する
農業は土壌生物たちを育むアート─ハイテク・アプリよりも顕微鏡
COLUMN3 メタンへの濡れ衣 工場型畜産が問題

第3章 草本と偶蹄類の共進化が生み出した肥沃な土壌
野生動物の行動パターンを模倣して肉牛を飼育しながら地球温暖化を防ぐ
牛は地球温暖化の犯人なのか─草原の価値を見直す
地上部よりも根が多い草の高い適応力と過放牧による植生破壊
牛をたくさん飼うほど砂漠化が防げる─常識を覆すホリスティックな放牧マネジメント

商品詳細

出版社名
築地書館
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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