経験の流れとよどみ ジェイムズ宇宙論への道程
発売日:2022年3月
- ページ数
- 131,6p
- ISBN
- 978-4-7710-3581-2
- 著者情報
- 大厩 諒(オオマヤ リョウ)
1983年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。専門は世紀転換期のアメリカ哲学史。現在、三重大学人文学部特任准教授
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商品説明
ジェイムズ研究の最前線。見落とされがちな方法論に着目し、錯綜するテクストを丹念に読み解くことで、ジェイムズ宇宙論の核心を明瞭に描き出す。
純粋経験とは何か。
見落とされがちな方法論に着目し、錯綜するテクストを丹念に読み解くことで、ジェイムズ宇宙論の核心を明瞭に描き出す。
・・・本書において示されるジェイムズの宇宙論は、世界の実相を純粋経験として提示するものである。私たちが住まうこの世界はどのように流れ、どのようによどむのか。ジェイムズの議論をとおして、そのことを見極めてみたい。(「序」より)
目次
序
第1章 意識経験の統一性と複数性――『心理学原理』における意識論と自己論の調停
第1節 意識の流れの統一性――『原理』第九章を中心に
第2節 自己論における経験の複数性と『原理』に含まれる対立
――『原理』第一〇章を中心に
第3節 自己論の批判的検討
第4節 対立と批判の解消――意識経験を捉える二つの視点
第2章 純粋経験の多様な見方――統一的理解の試み
第1節 純粋経験に関する諸解釈の分類と本書の立場
第2節 世界の素材としての純粋経験――存在論的な純粋さ
第3節 素材としての純粋経験における主体の発生?
第4節 純粋経験の与えられ方――認識論的な純粋論
第3章 ジェイムズ哲学における関係の概念――F・H・ブラッドリーとの論争をとおして
第1節 ブラッドリーによる関係批判
第2節 『徹底した経験論論集』における関係の擁護
第3節 「ミラー‐ボードの反論」における「論理」の放棄への道
第4節 ジェイムズが捨てた「論理」とは何か
第4章 ジェイムズ哲学の方法論 ―― 世界への多角的アプローチ
第1節 ジェイムズの哲学観――ヴィジョンとしての哲学
第2節 多角的パースペクティヴと調停的態度
第3節 可塑的な宇宙の自己表現としての哲学
第4節 経験を語る視点の存在 ―― 宇宙自身の思考とそこから生成する個人
第5節 ジェイムズ哲学の方法論と宇宙論との相互補完関係
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第5章 ジェイムズ宇宙論における信じる意志の合理性
第1節 気質と合理性の感情
第2節 気質によって選ばれるヴィジョン――哲学の系統図を巡って
第3節 信じる意志と哲学の系統図
第4節 選択の検証とジェイムズ宇宙論
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結論 ジェイムズ哲学の多角的理解に向けて
商品詳細
- 出版社名
- 晃洋書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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