カワウが森を変える 森林をめぐる鳥と人の環境史
発売日:2022年3月
- ページ数
- 16,289p
- ISBN
- 978-4-8140-0379-2
- 著者情報
- 亀田 佳代子(カメダ カヨコ)
滋賀県立琵琶湖博物館上席総括学芸員、博士(理学)。専門:鳥類生態学
前迫 ゆり(マエサコ ユリ)
大阪産業大学大学院人間環境学研究科教授、学術博士。専門:森林生態学
牧野 厚史(マキノ アツシ)
熊本大学大学院人文社会科学研究部教授、博士(社会学)。専門:環境社会学
藤井 弘章(フジイ ヒロアキ)
近畿大学文芸学部教授・同大学民俗学研究所所員、博士(人間・環境学)。専門:歴史民俗学
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商品説明
漁業に損害を与え森を枯らす害鳥か、良質な肥料を提供し人々に親しまれる益鳥か。日本に広く分布するカワウは、地域や時代によって人との関係性が変わる不思議な鳥である。その背景には地域ごとの歴史があり、地元の人が育んできた自然管理の技術があった。鳥類生態学、森林生態学、歴史民俗学、環境社会学の4視点で、日本ならではの動物と人の未来のあり方を提言する。
目次
巻頭口絵
はじめに
Part 1 カワウはなぜ人が利用する森にすむのか
??森とカワウと人の関係
Chapter 1〈鳥の視点〉
森にすむ水鳥、カワウ[亀田佳代子]
1 カワウという水鳥
2 カワウが森に与える影響
3 森を介した水鳥と人との関わり
Chapter 2〈森の視点〉
カワウがすむ森、オオミズナギドリがすむ森[前迫ゆり]
1 長い時間スケールで変化している森林
2 野生生物の局所的増加によって変化した森林
3 魚食性水鳥オオミズナギドリがすむ森
4 水鳥がすむ森と人との関わり
Chapter 3〈人の視点〉
地元の人々による鳥と森の利用[藤井弘章]
1 鳥をめぐる利用
2 植物をめぐる利用
3 森全体に関わる利用
4 繁殖地ごとに異なる利用の組み合わせ
Chapter 4〈社会の視点〉
人が利用する森での共存の仕組み[牧野厚史]
1 野生動物との関係の持ち方──軋轢と共存
2 すみ分け的方法とその限界
3 セミ・ドメスティケーションからみたカワウと人の関係
4 人、カワウ、そして森林との関係
──長期にわたる関係の持続と3種類の共存
Part 2 「昔はカワウはいなかった」
??琵琶湖の森とカワウのせめぎ合い
Chapter 1〈森の視点〉
琵琶湖が育む照葉樹林
──カワウは森をどう変えたのか[前迫ゆり]
1 琵琶湖が育むタブノキ林
2 竹生島のタブノキ林の成り立ちと変遷
3 空中写真からみた64年間の植生変遷
4 竹生島のタブノキ林の種多様性
5 竹生島のタブノキ林は更新可能か
──照葉樹林の崩壊と再生
コラム 1 ギャップで確認された外来種アオスズメノカタビラ[前迫ゆり]
Chapter 2〈鳥の視点〉
カワウによる竹生島と伊崎の森への影響[亀田佳代子]
1 琵琶湖のカワウの生息状況
2 琵琶湖でのカワウの生態
3 カワウの営巣が森林の植生と養分動態に与える影響
4 琵 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 京都大学学術出版会
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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