カワウが森を変える 森林をめぐる鳥と人の環境史

  • カワウが森を変える 森林をめぐる鳥と人の環境史
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ページ数
16,289p
ISBN
978-4-8140-0379-2
著者情報
亀田 佳代子(カメダ カヨコ)
滋賀県立琵琶湖博物館上席総括学芸員、博士(理学)。専門:鳥類生態学

前迫 ゆり(マエサコ ユリ)
大阪産業大学大学院人間環境学研究科教授、学術博士。専門:森林生態学

牧野 厚史(マキノ アツシ)
熊本大学大学院人文社会科学研究部教授、博士(社会学)。専門:環境社会学

藤井 弘章(フジイ ヒロアキ)
近畿大学文芸学部教授・同大学民俗学研究所所員、博士(人間・環境学)。専門:歴史民俗学

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商品説明

漁業に損害を与え森を枯らす害鳥か、良質な肥料を提供し人々に親しまれる益鳥か。日本に広く分布するカワウは、地域や時代によって人との関係性が変わる不思議な鳥である。その背景には地域ごとの歴史があり、地元の人が育んできた自然管理の技術があった。鳥類生態学、森林生態学、歴史民俗学、環境社会学の4視点で、日本ならではの動物と人の未来のあり方を提言する。

目次

巻頭口絵
はじめに

Part 1 カワウはなぜ人が利用する森にすむのか
     ??森とカワウと人の関係
Chapter 1〈鳥の視点〉
 森にすむ水鳥、カワウ[亀田佳代子]
 1 カワウという水鳥
 2 カワウが森に与える影響
 3 森を介した水鳥と人との関わり
Chapter 2〈森の視点〉
 カワウがすむ森、オオミズナギドリがすむ森[前迫ゆり]
 1 長い時間スケールで変化している森林
 2 野生生物の局所的増加によって変化した森林
 3 魚食性水鳥オオミズナギドリがすむ森
 4 水鳥がすむ森と人との関わり
Chapter 3〈人の視点〉
 地元の人々による鳥と森の利用[藤井弘章]
 1 鳥をめぐる利用
 2 植物をめぐる利用
 3 森全体に関わる利用
 4 繁殖地ごとに異なる利用の組み合わせ
Chapter 4〈社会の視点〉
 人が利用する森での共存の仕組み[牧野厚史]
 1 野生動物との関係の持ち方──軋轢と共存
 2 すみ分け的方法とその限界
 3 セミ・ドメスティケーションからみたカワウと人の関係
 4 人、カワウ、そして森林との関係
   ──長期にわたる関係の持続と3種類の共存

Part 2 「昔はカワウはいなかった」
     ??琵琶湖の森とカワウのせめぎ合い
Chapter 1〈森の視点〉
 琵琶湖が育む照葉樹林
 ──カワウは森をどう変えたのか[前迫ゆり]
 1 琵琶湖が育むタブノキ林
 2 竹生島のタブノキ林の成り立ちと変遷
 3 空中写真からみた64年間の植生変遷
 4 竹生島のタブノキ林の種多様性
 5 竹生島のタブノキ林は更新可能か
   ──照葉樹林の崩壊と再生
 コラム 1 ギャップで確認された外来種アオスズメノカタビラ[前迫ゆり]
Chapter 2〈鳥の視点〉
 カワウによる竹生島と伊崎の森への影響[亀田佳代子]
 1 琵琶湖のカワウの生息状況
 2 琵琶湖でのカワウの生態
 3 カワウの営巣が森林の植生と養分動態に与える影響
 4 琵 ほか

商品詳細

出版社名
京都大学学術出版会
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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