レーモン・クノー〈与太郎〉的叡智
発売日:2022年5月
- ページ数
- 230p
- ISBN
- 978-4-560-09898-1
- 著者情報
- 塩塚 秀一郎(シオツカ シュウイチロウ)
東京大学大学院人文科学研究科修士課程(仏語仏文学専攻)修了、パリ第三大学博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科教授。訳書にクノー『あなたまかせのお話』『リモンの子供たち』(日仏翻訳文学賞受賞)などがある
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商品説明
遊園地や映画、占いと戯れながら“世の中ついでに生きている”ような、のんきな男たち。クノーの小説に描かれる“与太郎”たちを通し、我々の通念を揺さぶる「知」や「真実」を問う。与太郎は、ほんとうに馬鹿なのか?
与太郎は、ほんとうに馬鹿なのか?
馬鹿げた話やデタラメな話を「与太話(噺)」というが、これは古典落語にしばしば登場する〈与太郎〉から来ている。与太郎とは、定職にもつかずブラブラしていつも失敗ばかりの粗忽者、なのになぜかのんきで楽天的なお調子者といったところか。
フランスにも、この与太郎キャラを描くのが抜群に巧い作家がいる。レーモン・クノー(1903-76)である。代表作は映画化もされたスラップスティック・コメディ『地下鉄のザジ』や、たった1つの出来事を99通りの文体で書き分けた『文体練習』など。実験的文学集団「ウリポ」の中心的メンバーとしても知られ、ガリマールの『プレイヤード百科事典』の監修責任も務めた。
深刻ぶったり難解ぶったりするのが大好きなフランス現代小説において、しかも第二次世界大戦前後という切実な時代に、知の巨人のようなクノーは『わが友ピエロ』、『ルイユから遠くはなれて』、『人生の日曜日』といった作品で、〈世の中ついでに生きている〉ようなのんきな男たちを次々に創り出した。それはいったいなぜか──。クノー小説における愛すべき〈与太郎〉たちを通し、我々の通念を揺さぶる「知」や「真実」を問う。
※お届け日が変更になりました
5月9日→5月10日
商品詳細
- 出版社名
- 白水社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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