神と向かい合った作曲家たち ミサ曲とレクイエムの近代史1745-1945
発売日:2022年3月
- ページ数
- 422p
- ISBN
- 978-4-276-13035-7
- 著者情報
- 西原 稔(ニシハラ ミノル)
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学名誉教授、同大学特別招聘教授。18、19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻
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商品説明
本書は、創作をとおして普遍的な世界に向き合う作曲家の知られざる内面に肉薄し、日本では耳にすることがまだ極めて少ないミサ曲やレクイエムに光を当てる。特に、20世紀前半の両大戦に際して作曲された、知られざるミサ曲やレクイエムの数々は本書独自。特にナチス政権下のドイツでミサ曲やレクイエムを作曲した作曲家について述べられるのはおそらく日本初だろう。またコラムは、そこだけ読んでも社会や宗教と音楽との関係を深掘りできる充実の内容となっている。合唱愛好家がレパートリーを増やすだけでなく、音楽・芸術史(愛好)家が近現代史を見つめなおすのにも役立つ1冊。
本書では、ミサ曲とレクイエムをひとつのまとまりと捉え、近代以降に焦点を絞って記述する。遠い時代のことではなく、現代により近い時代を生きた作曲家たちが、戦争で命を失っていく存在のために音楽作品を書いたことに、多くの読者が共感を寄せるだろう。ミサ曲とレクイエムの著者による訳詞つき。
目次
序章
1 近代の作曲家がミサ曲を作曲することとは
2 ミサ曲のテキスト
3 本書の構成と概要
第1部 18世紀後半のミサ曲とレクイエム
第1章 ハイドン
1 初期のミサ曲
2 中期のミサ曲
3 後期のミサ曲
【コラム】 啓蒙主義の時代と宗教
第2章 モーツァルト(ザルツブルク時代)
1 ザルツブルクのミサ曲創作の伝統とモーツァルト
2 ミサ曲の名称の問題
3 ザルツブルク大聖堂でのミサ典礼とミサ曲の演奏形態
4 ミサ曲におけるオーケストラ編成とヴィオラの問題
5 ザルツブルク時代のミサ曲
6 コロレードの大司教就任とモーツァルトのミサ曲
【コラム】 コロレードの財政改革と教会改革
第3章 ザルツブルク大聖堂で活躍した作曲家
1 ミヒャエル・ハイドンのミサ曲
2 レーオポルト・モーツァルトのミサ曲
第4章 モーツァルト(ウィーン時代)
1 ウィーン時代のモーツァルトと宗教音楽
2 《ミサ曲 ハ短調》K. 427
3 《レクイエム》K. 626とその補筆完成の問題
第5章 モーツァルトのウィーン時代の作曲家
1 ジュスマイヤーのレクイエムとミサ曲
2 アイブラーのレクイエム
3 ヴァーゲンザイル、ガスマン、アルブレヒツベルガーのミサ曲
4 サリエリのミサ曲
【コラム】 フリーメーソンからフランス革命へ
第2部 19世紀前半のミサ曲とレクイエム
第1章 ベートーヴェン
1 《ミサ曲 ハ長調》Op. 86
2 《ミサ・ソレムニス》Op. 123
第2章 ベートーヴェンの周辺の作曲家
1 ディッタースドルフの《レクイエム》
2 ディアベッリのミサ曲
3 フンメルのミサ曲
第3章 ナポレオン台頭からルイ18世即位までのフランス
1 ナポレオンと教会
2 チマローザ
3 パイジェッロ
4 パエール
5 スポンティ ほか
商品詳細
- 出版社名
- 音楽之友社
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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