東アジア国際通貨と中世日本 宋銭と為替からみた経済史

井上正夫/著

発売日:2022年2月

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ページ数
574p
ISBN
978-4-8158-1061-0
著者情報
井上 正夫(イノウエ マサオ)
1964年香川県に生まれる。1987年京都大学経済学部卒業。2001年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、松山大学経済学部教授、博士(経済学)

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商品説明

新たな貨幣・金融史。貨幣、この自由にして御しがたきもの―。宋・遼・金・元・明・日本・朝鮮など、東アジア各地に流通した宋銭は、それぞれの政権の思惑を超え、為替や紙幣を誘発しつつ、経済・社会・政治を大きく動かしていった。文献と考古学的知見を踏まえた丹念な検証により、従来の見方を一新する画期的労作。

貨幣、この自由にして御しがたきもの――。宋・遼・金・元・明・日本・朝鮮など、東アジア各地に流通した宋銭は、それぞれの政権の思惑を超え、為替や紙幣を誘発しつつ、経済・社会・政治を大きく動かしていった。文献と考古学的知見を踏まえた丹念な検証により、従来の見方を一新する画期的な貨幣・金融史。

目次

序 章
1 東アジアの貨幣の性質に関する諸仮説
2 本書の立場
3 用語の定義と本書の構成

第I部 東アジアの国際通貨

第1章 国際通貨としての宋銭
――王安石の通貨政策の再評価
はじめに
1 「信用貨幣」としての宋銭
2 物価水準の上昇
3 銅銭の地域的偏在としての銭荒
4 物価水準と鋳造量の関係
5 国外での宋銭の流通と国外持出禁止政策
6 王安石の銅銭持出解禁の再評価
おわりに

第2章 遼北宋間における宋銭の循環
――太平銭偽造の背景
はじめに
1 ?淵の盟約と?場貿易
2 銅銭流通と密貿易の関係
3 遼で偽造された北宋の太平通宝
おわりに

第3章 高麗における流通銅銭不在の苦悩
――国際通貨確保の制約性
はじめに
1 銅銭流通の前提としての交換の存在
2 人々の貨幣への理解
3 中国の銅銭と紙幣の流通
4 李朝時代の自国貨幣と中国貨幣の対照性
5 国際通貨確保の困難性――従属国の限界
おわりに

第II部 古代日本における自国銅銭流通の意義

第4章 和同開珎銀銭の流通より見た市場動向の独自性
はじめに
1 隷開と不隷開の銭文について
2 和同開珎銀銭の初鋳の時期について
3 不隷開から隷開への切換の時期について
4 銅銭の使用促進策と「献銅銭」の問題
おわりに

補論1 無文銀銭の価値と和同開珎の公定価値の問題
はじめに
1 3/4常説と2常説の内容
2 両説の問題点
3 第3の仮説
4 和同開珎の銀銭と銅銭の公定比価の問題
おわりに

第5章 市場と貨幣に対する律令政府の支配力の限界
はじめに
1 交換の媒介としての銅銭
2 律令政府の市場価格に対する制御能力の限界
3  ほか

商品詳細

出版社名
名古屋大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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