石号ものがたり
発売日:2021年9月
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商品説明
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
国内にとどまらず海外の人々にも愛される柴犬。その60万頭のルーツといわれる一匹の犬の、本当にあったおはなしです。昭和の初め、島根県石見地方の腕利きの猟師、下山信市さんの猟犬「石(いし)」。小さいながらも賢くて勇敢な石は、大きなクマを仕留めることもあり「犬の神様」として地元でも評判でした。ある日、東京から中村鶴吉さんが、信市さんを訪ねて来ます。地元出身の中村さんは当時、絶滅危機にあった日本犬の保存活動に力を注いでいました。優れた日本犬を未来に残すため、石を譲ってほしいと懇願する中村さん。頑なに拒み続けた信市さんですが、何度も足繁く通い詰める中村さんに石が懐きはじめる様子を見て、次第に心が動いていきます。「お前には、何か大きい使命があるようじゃ。わしが独り占めできるような犬ではないようじゃよ。」昭和11年夏、中村さんに連れられ、東京に向かう列車に揺られる石。再び故郷に帰ることとなるのは、83年後のことでした――。凛々しい風格、忠実で愛くるしい性格。和犬の代表格ともいえる柴犬の血統が存続の危機にあったことを、この本で初めて知る人も多いのでは。石の子ども、そして孫たちも、戦争や伝染病という苦難を乗り越え、その血を繋いできました。それは単なる奇跡ではなく、彼らと共に生き、守り抜いた人たちの苦労と情熱があったからこそ。柴犬と人々との長いあゆみと強い絆に、胸を打たれます。和犬の歴史に触れることができる一冊、柴犬ファンはもちろんのこと、動物を愛するみなさんに手に取ってもらいたい作品です。(絵本ナビライター 竹原雅子)
商品詳細
- 出版社名
- ニコモ
- フォーマット
- 単行本
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