歌唱台湾 重層的植民地統治下における台湾語流行歌の変遷

陳培豊/著

発売日:2021年9月

  • 歌唱台湾 重層的植民地統治下における台湾語流行歌の変遷
  • 歌唱台湾 重層的植民地統治下における台湾語流行歌の変遷
ページ数
375,19p
ISBN
978-4-88303-532-8

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商品説明

「歌唱台湾」=「台湾を歌う」。本書は台湾語流行歌から台湾を描き出そうするものである。台湾語流行歌の日本化、演歌化は戦後、国民党政府支配になってからである。台湾人が日本的な要素を自らの歌唱文化に取り込んだのは、いかなる要因に由来するのだろうか。台湾社会が工業化へ向かう中、何が起こったのか。農村人口が大量に移動し始める戦後の社会的な変遷の中で、台湾語流行歌はいかなる需要を基盤に、どのようにして日本演歌と共に自分が歌う「伝統」を作り出したのか。

「歌唱台湾」=「台湾を歌う」。本書は台湾語流行歌から台湾を描き出そうするものである。
台湾語流行歌の日本化、演歌化は戦後、国民党政府支配になってからである。台湾人が日本的な要素を自らの歌唱文化に取り込んだのは、いかなる要因に由来するのだろうか。台湾社会が工業化へ向かう中、何が起こったのか。農村人口が大量に移動し始める戦後の社会的な変遷の中で、台湾語流行歌はいかなる需要を基盤に、どのようにして日本演歌と共に自分が歌う「伝統」を作り出したのか。

目次

序 章 台湾語流行歌――台湾人のある社会文化史      1
 一 研究動機及び問題提起 1
  1 日本人の心を表す「演歌」 1
  2 「伝統」的な「台湾語演歌」 3
 二 研究課題と方法 6
  1 音声の歴史・歴史の音声 6
  2 基本概念及び章立て 8
  注 13
第一章 台湾語流行歌の生成と発展――新民謡運動・閨怨女・太平洋戦争      15
 一 はじめに 15
 二 蓄音器と台湾の音声?―?台湾語流行歌の前夜 16
  1 他者の声しか聴けない蓄音器 16
  2 蓄音器が発する珍奇な台湾の声 18
 三 他者が作る台湾の「新民謡」 20
  1 新民謡運動の一環としての台湾 20
  2 他者によって創作された台湾「新民謡」 23
 四 恋愛至上の台湾語流行歌 28
  1 「街頭の文明女」と「室内の閨怨女」 28
  2 離郷、労働、流浪、男性性の欠如 35
 五 台・日流行歌の「同」と「不同」 40
  1 いずれも伝統や俗謡から養分摂取 40
  2 楽曲作成の自主と台湾性 44
  3 戦時下における流行歌の融合と交流 47
 六 結論 54
  注 59
第二章 半封建的な農業社会で暮らす台湾人――「平穏」な籠の中で歌う      67
 一 はじめに 67
 二 家に閉じ籠る台湾女性 69
  1 養女と歌仔戯、芸旦、流行歌 69
  2 自宅近辺が生活、労働の範囲 72
 三 籠の中で「平穏」な生活を送る庶民 76
  1 未工業化と離郷のない庶民 76
  2 籠の中の「平穏」な暮らし 79
  3 異なる離郷の意味―台湾と朝鮮 84
 四 啓蒙、識字、教化の道具として 88
  1 百家争鳴の裏に―文化的地位の低い層の啓蒙 88
  2 知識人にとっての流行歌―啓蒙、識字の道具 90
 五 民謡から見た台湾の閨怨物語?―?閉塞、挫折、憂悶、無力 95
  1 民謡の援護がない台湾語流行歌 95
  2 台湾社会の感情の構造 98
 六 結論 103
  注 105
第三章 ほか

商品詳細

出版社名
三元社
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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