チェコ・ゴシックの輝き ペストの闇から生まれた中世の光

石川達夫/著

発売日:2021年9月

  • チェコ・ゴシックの輝き ペストの闇から生まれた中世の光
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ページ数
190p
ISBN
978-4-86520-056-0
著者情報
石川 達夫(イシカワ タツオ)
1956年東京生まれ。東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。広島大学助教授・神戸大学教授を経て、専修大学教授・神戸大学名誉教授。スラヴ文化論専攻。2016年イジー・ホスコヴェツ賞(チェコ)受賞

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商品説明

神聖ローマ帝国の中心地でもあった14世紀チェコ。活発な国際交流によって高められたチェコ・ゴシック文化の全体像を明らかにする。

不条理な受難をいかに受け止め、理不尽な不幸といかに折り合いをつけるか──プラハの有名なゴシック建築の数々は、ヴルタヴァ川に架かるカレル橋にその名を遺すカレル四世と息子ヴァーツラフ四世の時代に築かれた。プラハとチェコがヨーロッパのゴシック文化の中心地のひとつとなったその時代はまた、ペストのパンデミックが猛威を振るった時代でもあった。建築・美術のみならず文学・音楽も含めたチェコ・ゴシックの全体像を明らかにする。

目次

序 章 闇と光のせめぎ合い
 一 ドルとピストル
 二 カレル四世とヤン・フス
 三 ゴシックの闇と光
 四 ペストの闇と救済の光
第一章 チェコのゴシック教会堂とヴォールトのデザイン──チェコにおけるゴシック建築の芽生えと開花──
 一 チェコにおけるゴシック様式の広がりと多様性
 二 チェコの大都市の教会堂のヴォールト
 三 チェコの小都市や村の教会堂のヴォールト
 四 チェコの世俗建築のヴォールト
 五 ゴシックの共通性・国際性と個性・独自性
第二章 カレル四世とチェコ・ゴシックの遺産
 一 カレル四世の人物像
 二 カレル四世の信仰と聖遺物崇敬
 三 カレル四世の主な事績
 四 カレル四世の「皇帝様式」
 五 カレル四世の周辺の文化人
第三章 チェコ・ゴシックの華、「美麗様式」の誕生と受難
 一 ヴァーツラフ四世の時代──ヴァーツラフの不穏
 二 「国際ゴシック様式」のチェコ的分枝としての「美麗様式」
 三 トシェボニの祭壇のマイスター
 四 「美しい聖母」と「美しいピエタ」
 五 「血痕聖衣の美しいピエタ」──「血痕聖衣の聖母」と「美しい聖母」の交差
 六 チェコの宗教改革とゴシック美術
 七 祈りと美の結合
 八 《クシヴァークのピエタ》とミケランジェロの《ピエタ》──ゴシックとルネサンス
第四章 チェコ・ゴシックの文学と音楽──多言語状況の中でのチェコ語文学とチェコ音楽──
 一 ゴシック時代のチェコの多言語状況
 二 聖歌・叙事詩・年代記・聖人伝──チェコ語文学の誕生と、チェコ民族の自己表象および歴史意識の形成
 三 カレル四世以降の時代の文学
 四 「論争」──『ボヘミアの農夫』の「死」と、『織匠』の「不幸」
 五 演劇──聖と俗、悲劇と喜劇、多言語の混交
 六 チェコの宗教改革とゴシック文学
 七 チェコ・ゴシック音楽──音楽の土着化
終 章 光を求める闇
 一 光への志向
 二 ゴシック大聖堂と装飾写本の光
 三 補完的相関関係
 四 外来のものとチェコのものとの交差──国際性と民族性
 五 チェコ・ゴシック ほか

商品詳細

出版社名
成文社
サイズ
22cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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