教育は社会をどう変えたのか 個人化をもたらすリベラリズムの暴力
発売日:2021年9月
- ページ数
- 286p
- ISBN
- 978-4-7503-5252-7
- 著者情報
- 桜井 智恵子(サクライ チエコ)
University of the Philippinesなどを経て、大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程満期退学。博士(学術)。現在、関西学院大学人間福祉研究科教員。専門は教育社会学、社会思想史
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商品説明
ずっと前からすでに、私たちの社会では生き延びることが難しくなっていた。――本書は、政治・経済の在り方を教育の歴史とともにたどり直し、「個人化」された社会を鮮やかに分析する。市民社会に埋め込まれた経済原理から離れ、世界の別のあり方を構想する、今こそ必要な一冊。
目次
序章 リベラリズムの暴力
第1部 子どもと大人の現在
第1章 子どもの現在
1.「大人は自由に考えられない」
2.校内暴力からいじめへ
3.いじめのメカニズム
4.学校の「枠」をつくりだすもの
第2章 大人社会の現在
1.暴力に吸い寄せられる
2.「依存」や「生きづらさ」の使い方
3.「成長と競争」という常識
4.経済的共栄圏と植民地化
5.人々より経済
第2部 経済的教育史
第3章 戦後教育の枠組――「自己責任」の誕生
1.戦後教育の価値観
2.世界の戦後枠組み――新自由主義へのプロセス
3.日本の戦後枠組み――人的能力政策への注目
4.国民所得倍増計画と教育爆発
第4章 資本主義が求めた道徳教育
1.道徳教育批判の現状と背景
2.道徳の方針・目標(昭和二二年〜平成一〇年)
3.学習指導要領の核心――資本制組織原理
4.労働力商品の再生産としての公教育
第3部 不平等の正当化
第5章 公教育における「多様化」という問題――岡村達雄を手がかりに
1.養護学校義務化をめぐる歴史的状況
2.教育改革としての養護学校義務化
3.教育の自由化・多様化をめぐる論点
4.教育の多様化をめぐる取り組み――「不登校政策」としての教育機会確保法へ
第6章 「子どもの貧困」という隠蔽――釜ヶ崎の社会史から
1.「子どもの貧困」の問題化
2.「子どもの貧困」以前――釜ヶ崎の不就学児童
3.経済界の労働者へのまなざし
4.格差と資本の構図に
第7章 ワークフェア子ども版――学習支援
1.貧困を社会的に問題化する
2.「福祉国家」の評価
3.日本の状況
4.利用される学習支援
5.「自立した個人」が招く教育化
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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