日本人の死生観
発売日:2021年10月
- ページ数
- 285p
- ISBN
- 978-4-06-525749-4
- 著者情報
- 五来 重(ゴライ シゲル)
1908‐1993。茨城県久慈町(現・日立市)生まれ。東京帝国大学印度哲学科、京都帝国大学史学科を卒業し、高野山大学教授、大谷大学教授を務めた。文学博士。専攻は仏教民俗学
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商品説明
「ハラキリ」や殉死など、武士道ばかりが日本人の死生観ではない。仏教伝来以前の霊魂観や他界観が息づく根源的な「庶民の死生観」を求めて、著者は旅を続けた。その視線は、各地に残る風葬や水葬の風習、恐山のイタコと北海道の円空仏、熊野の補陀落渡海、京都の御霊会、沖縄のイザイホウ、遠州大念仏、靖国神社などに注がれる。
仏教学に民俗学の方法を接続し、日本人の宗教を深く掘り下げた五来重。本書は、厖大な著作を遺した宗教民俗学の巨人の「庶民宗教論」のエッセンスを知るのに最適な1冊である。
日本人の死生観とは、すぐに連想される「ハラキリ」や殉死など、武士道的なものだけではない。貴族や武士の死生観、いわば「菊と刀」ばかりでなく、「鍬」を持つ庶民の死生観は、一体どんなものだったのか。本書では、教祖・教理・教団から成る西洋起源の宗教や、文献研究と哲学的思弁にこだわる仏教学ではなく、仏教伝来以前からの霊魂観や世界観が息づく根源的な「庶民の死生観」を明らかにしていく。
著者によれば、庶民にとってあらゆる死者は一度は怨霊となる。それは鎮魂によって「恩寵をもたらす祖霊」に変えなくてはならない。そのための信仰習俗や儀礼の有様を探索し、日本列島を歩きに歩いた著者の視線は、各地に残る風葬や水葬の風習、恐山のイタコと円空仏、熊野の補陀落渡海、京都の御霊会、沖縄のイザイホウ、遠州大念仏、靖国神社などに注がれる。
巻末解説を、『聖地巡礼』『宗教と日本人』の著者・岡本亮輔氏(北海道大学准教授)が執筆。〔原本:角川書店、1994年刊〕
目次
1(日本人の死生観)
2(日本人と死後の世界
みちのくの神秘・恐山―その歴史と円空仏 ほか)
3(怨霊と鎮魂)
4(死と信仰―補陀落渡海の謎
古来の葬送儀礼から見た現代の葬儀と葬具 ほか)
5(墓の話)
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社学術文庫 2687
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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