ダブル・ライフを生きる〈私〉 脱家族化の臨床社会学「増補版」

高橋康史/著

発売日:2021年8月

  • ダブル・ライフを生きる〈私〉 脱家族化の臨床社会学「増補版」
  • ダブル・ライフを生きる〈私〉 脱家族化の臨床社会学「増補版」
版数
増補版
ページ数
282,10p
ISBN
978-4-7710-3526-3
著者情報
〓橋 康史(タカハシ コウシ)
1989年愛媛県生まれ。2013年桃山学院大学大学院社会学研究科博士前期課程修了。2018年より名古屋市立大学大学院人間文化研究科講師。2021年立命館大学大学院人間科学研究科博士課程後期課程修了、博士(人間科学)。専門は社会学・社会福祉学・社会病理学

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商品説明

家族に犯罪者をもつ者は、いかにして「犯罪者の家族」になり、その「犯罪者の家族」としての自己を、どのように生きているのか。2つの自己を生きていることを説明する“ダブル・ライフ”の観点から、インタビュー調査で得た語りをもとに、家族に犯罪者をもつ者のアイデンティフィケーションと脱家族化の様相を明らかにする。

正常と異常への封じ込めと解放
家族に犯罪者をもつ者は、いかにして「犯罪者の家族」になり、その「犯罪者の家族」としての自己を、どのように生きているのか。2つの自己を生きていることを説明する〈ダブル・ライフ〉の観点から、インタビュー調査で得た語りをもとに、家族に犯罪者をもつ者のアイデンティフィケーションと脱家族化の様相を明らかにする。

目次

はしがき

序 章 ダブル・ライフを生きる〈私〉――脱家族化の臨床社会学
 1 問題意識とその背景
 2 本書の問いと臨床社会学的意義
 3 研究者としての立場性と本書の構成
 4 家族に犯罪者をもつ者とは誰か

第1章 犯罪・非行と家族に関する先行研究の検討
 1 原因としての家族論
 2 抑止要因としての家族論
 3 被害者としての家族論の登場とその限界
 4 被害者としての家族論と支援の必要性
 5 「被害者―加害者」の二項対立の克服
 6 先行研究の到達点と課題

第2章 〈ダブル・ライフ〉とアイデンティティ
 1 アイデンティティに関する先行研究
 2 関係性としてのスティグマと〈ダブル・ライフ〉
 3 スティグマの不可視化
 4 プロセスの産物としての自己を捉える三つの視角
 5 アイデンティファイとしての自己
 6 経験的データの分析に向けて

第3章 インタビュー調査の全体像
 1 インタビュー調査の概要
 2 本インタビュー調査の特徴
 3 分析全体のストーリー
 資料 ご家族に対するインタビューの内容

第4章 「犯罪者の家族」という自己の出現
 1 スティグマと感情の社会学
 2 スティグマの感情としての恥
 3 恥の感情を描き出す手法
 4 恥を内在化するプロセス
 5 恥が生起されるメカニズム

第5章 常人としての自己の出現とスティグマの引き受け
 1 スティグマがもたらす語り得なさ
 2 先行研究で明らかにされてきたこと
 3 沈黙を乗り越える――分析の視角
 4 「犯罪者の家族」としての体験と語りの二類型
 5 語り得なさを乗り越える過程
 6 同じ属性をもつ他者/もたない他者
 7 小 括

第6章 スティグマがもたらすダブル・バインド
 1 「普通」をめぐる自己の定義づけ
 2 自己呈示――役割距離の実践
 3 〈ダブル・ライフ〉の読み替え
 4 〈ダブル・ライフ〉の活用
 5 正常/異常への封じ込め

第7章  ほか

商品詳細

出版社名
晃洋書房
サイズ
20cm
フォーマット
単行本

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