四川大地震から学ぶ 復興のなかのコミュニティと「中国式レジリエンス」の構築
発売日:2021年9月
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商品説明
2008年5月12日に発生した四川大地震から13年。復興政策、被災者のこころのケア、被災地観光、少数民族、防災教育、地震をきっかけに根付いたボランティア・NGOと中国共産党の微妙な駆け引き。様々に変容する中国社会を中長期的視点で見つめ、中国式レジリエンスの構築について考察しながら、日本への示唆を与える。若手中国人研究者らが、その言語能力と現地でのネットワーク・フットワークを活かして行った調査の成果。四川や日本の大学・研究所で活躍する中国人研究者、国際協力機構(JICA)の四川支援に従事した日本人などのコラムも掲載。
国の威信をかけた北京オリンピック開催の直前、中国の様々な社会問題などが世界中の注目を集めていた2008年5月12日に四川大地震は発生した。地震をきっかけに中国社会でもボランティア元年、NGO元年と呼ばれる市民の動きが沸き上がり、中国政府は微妙な駆け引きを行いながら復興のかじを取ることを余儀なくされた。
本書は、四川大地震発生から13年経過した今、復興政策、被災者のこころのケア、被災地観光、少数民族、防災教育といった多様な視点から変容する中国社会を中長期的視点で見つめ、中国式レジリエンスの構築について考察しながら、そこからわが国が汲むべき教訓を考えるものである。
若手中国人研究者らが、その言語能力と現地でのネットワーク・フットワークを活かして行った調査の成果を、研究会を重ねて検討し、日本語を用いて執筆した。災害・防災は日本と中国の間で国際協力が期待されている重要な分野であり、また災害が頻発するアジア太平洋地域においても重要な課題である。
読み物として、四川や日本の大学・研究所で活躍する中国人研究者、国際協力機構(JICA)の四川支援に従事した日本人などによるコラムも掲載。
目次
序論
第1章 五・一二 四川大地震における中国社会の復興対策の特徴と課題
はじめに
1 中国の「防震減災法」
2 「?川地震被災後再建復興条例」と「国家?川地震被災後復興再建総合計画」
3 「対口(たいこう)支援(一対一支援)」政策
4 二〇〇八年は「中国NGO元年」
5 生活再建における諸課題
おわりに
コラム1 再び大地震が中国を襲った
五・一二 四川大地震被害地の調査/唐山地震と五・一二 四川大地震の比較/五・一二
四川大地震から学ぶこと
コラム2 五・一二 四川大地震の二次災害──土砂災害・堰き止めダム──
コラム3 五・一二 四川大地震後のボランティア活動
大地震発生後、急遽四川に戻る/都江堰市でのボランティア活動/彭州市でのボラン
ティア活動/被災地での心理ケアと健康教育活動/震災後の日本訪問/災害時の公衆
衛生学者としての使命
第2章 四川?川大地震・四川雅安・芦山地震の震災復興における中国災害NGOの役割
──こころのケアを行う草の根NGOの活動を事例として──
はじめに
1 中国のNGO
2 救災活動に関する先行研究
3 二〇〇八年五・一二 四川大地震
4 五・一二 四川大地震における草の根NGO「お母さんの家」とその活動から派生した
NGO「一天公益」の活動
5 二〇一三年四・二〇雅安地震
おわりに
コラム4 五・一二 四川大地震──巡ってきた初夏に思う──
国際緊急援助隊派遣 日本隊が残したもの/日本の知恵を活かした復興支援 こころ
の復興への取り組み/
コラム5 一〇八人の赤ちゃん阿羅漢
震災後お寺に赤ちゃんが誕生/なぜ羅漢寺の支援が特別なのか/無謀なボランティア
として
第3章 四 ほか
商品詳細
- 出版社名
- 九州大学出版会
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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