治療文化の考古学(アルケオロジー)

森岡正芳/編

発売日:2021年8月

  • 治療文化の考古学(アルケオロジー)
  • 治療文化の考古学(アルケオロジー)
ページ数
204p
ISBN
978-4-7724-1846-1

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商品説明

治療文化とは何か?――歴史的事象と文書(アーカイヴ)にさかのぼり、未だ明かされざる「治療文化の系譜」を探り当てる知の考古学(アルケオロジー)。

3つの対談――第1対談「治療文化の考古学(アルケオロジー)」(森岡正芳+江口重幸)、第2対談「傷と回復の「時」」(宮地尚子+森茂起)、第3対談「語りが公共圏を拓く」(岸政彦+東畑開人)――を基軸に、心理臨床に変革をもたらす複数の転回(生態学的転回+身体論的転回+情動論的転回)、医の論理(ロゴス)と生の倫理(エチカ)の抜き差しならない関係、傷と回復の多面的相貌、生存へと向かう制作=芸術(ポイエーシス)、親密圏から公共圏へとひらかれるケアを問う。

臨床心理学から精神医学へと至る「臨床の知」は、史学・哲学・文学・社会学をはじめとする「人文の知」との対話を通じて飛翔する――

目次

I-総論
痕跡から構想する力――企画にあたって/森岡正芳

II-治療文化の考古学(アルケオロジー)
対談1|文化を書く――見出された痕跡/象られていく星座/森岡正芳+江口重幸
心理臨床の生態学的転回(ecological turn)――生命的なプロセスとしての〈心〉/村澤和多里
心理臨床の身体論的転回/野間俊一

III-知の情念=受苦(パトス)
心理学の情動論的転回(affective turn)――スピノザからヴィコツキー/神谷栄司
情動論的疾病の時代にエモーショナルであること――情動論的転回から心理臨床へ/田澤安弘+歌音
アフェクトゥスの問題圏/箭内 匡
パトスの知――ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカー/丸橋 裕
感情史とは何か/森田直子

IV-医の論理(ロゴス)と生の倫理(エチカ)
医療と宗教と心理学は出会えるのか――エマニュエル運動と『Psychotherapy』講座/江口重幸
病み,生きる,身体――身体医学史/田中祐理子
対話と倫理――正しさの在処/宮坂道夫
不確実性と終わりなき意思決定――アトピー性皮膚炎患者の事例から/牛山美穂
弔いの時間――カイロス(永遠の時間)/岸本寛史

V-傷と回復
対談2|傷と回復の「時」――トラウマの時間論/宮地尚子+森 茂起
貧困地域の考古学――西成の歴史,外国,障害,子育て支援/村上靖彦
トラウマ・スタディーズと批判的障害学を接続する/菊池美名子

VI-生存への制作(ポイエーシス)
「生存の美学」――フーコーのエートス/慎改康之
「暴力の予感」と,証人になること――「朝霞」,アルピジェラ,帰還兵/松村美穂
コミュニティを創造する――芸術のポイエシス/吉川由美
描く(書く)こと,生きること,死ぬこと/みやざき明日香

VII-ケアの公共圏――コラボレーション/イノベーション
対談3|心と社会――いずれが前景で,いずれが後景か/岸 政彦+東畑開人
〈ケア〉とは何か?――横臥者たちの物語/小川公代
ひとり生きるために――ケアされる自由のエスノグラフィ/高橋絵里香
食事行為の緊張と緩和――縁食空 ほか

商品詳細

シリーズ名
臨床心理学増刊 第13号
出版社名
金剛出版
サイズ
26cm
フォーマット
単行本

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