黒部節子という詩人

宇佐美孝二/著

発売日:2021年8月

  • 黒部節子という詩人
  • 黒部節子という詩人
ページ数
173p
ISBN
978-4-909385-27-7

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商品説明

黒部節子は1932年三重県(旧)飯南郡生まれ、結婚後は愛知県岡崎市で暮らし、2004年逝去(72歳)。モダニズムをくぐり、前衛の切先を極限まで研いだのち、自我の深みを探索するような詩風に移行した。その後脳内出血で倒れ意識不明となり20年の昏睡の晩年を送った。昭和の激動の時代に独自の道を歩んだ詩人の生涯を展望し、重要作品の分析・読解を試みる。

目次


第一章
1 黒部節子の青春 ―交わされた手紙を基に
■「頭の小さな、美少女」■手紙から ■処女詩集へ

2 黒部節子の黎明期
 ―詩誌「暦象」、詩集『白い土地』、詩集『空の中で樹は』、詩画集『柄』、作品集『耳薔帆O』を基に
■黎明期と「暦象」 ■「暦象」・中野嘉一 ■恩師・親井修の詩 
■「暦象」の黒部節子 ■引き裂かれた時代 ■モダニストとしての顔

第二章
1 詩を読み解く ―詩集『白い土地』、詩画集『柄』、作品集『耳薔帆O』、詩集『いまは誰もいません』を基に
■眠れる詩人 ■死とフォークロワ ■あの男
■節子の死 ■「溶ける私」 ■実験詩、難解詩のなかの「私自身」
■深い「私」のなかにある「家」 ■深層に沈む家

2 詩を読み解く ―詩集『空の皿』、詩集『まぼろし戸』を基に 97
■「溶ける私」と夢まぼろしの往還 ■謎解き遊び ■どこかで見た光景 
■存在、非存在の間にある「戸」というメタファ ■原初の匂いをかぎわける
■「本星崎」連作を読む ■「本星崎」から先にあるもの
■「誰か」とは誰か? ■物質と精神、言葉と声

3 詩を読み解く ―詩集『北向きの家』を基に
■黒部節子が見た“ものたち” ■「ちいさなさかさの顔」の正体
■黒部節子にとっての「空」 ■ポジとネガの世界
■「わたし」と「わたし」でないもの ■「北向きの家」から「空」を見る
■宙吊りの自我

黒部節子年譜
参考文献
初出一覧
あとがき

商品詳細

シリーズ名
詩人の遠征 11
出版社名
洪水企画
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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