花のあとさき〜あのときムツさんにきいたこと〜 山あいの段々畑に花を植え続けた夫婦と小さな村の物語
発売日:2021年6月
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商品説明
花を咲かせて山に戻せば安気できる、のんびりできる。それに、いつか人が帰ってきたとききれいな花が咲いていたらどんなにうれしかろう。あのときのムツさんの言葉をもういちど心に刻みたい。18年にわたりNHKが記録したドキュメンタリー『秩父山中 花のあとさき』。
"この本は、埼玉県秩父市の山あいの集落、太田部楢尾を18年にわたり記録したTVドキュメンタリー『秩父山中 花のあとさき』、そして映画『花のあとさき』をもとに生まれました。
多くの人の心に深く残った小林ムツさんや楢尾の方々の言葉を、新たに解説を加えた取材シーン、18年間の取材エピーソードととともに振り返る1冊。
【はじめに】(プロデューサー 伊藤純氏)より抜粋
「長い間お世話になった畑が荒れ果てていくのは申し訳ない。せめて花を咲かせて、山に還したい」
それからずっとふたりで、植えて、育てて、咲かせて――。
山の上からはじまった斜面の花園は年々広がっていきました。それはまるでふるさとに花を手向け、終わり支度をしているかのようでした。ふたりが心がけていたのは、いつか誰も世話をする人がいなくなっても咲く、丈夫な花を育てること。人も花も、老いて枯れるときが来ても、いのちが次に引き継がれるように……。
そうした夫婦の日々と楢尾の四季の移り変わりを、私たちは2001(平成13)年から記録してテレビドキュメンタリーとして放送し、さらにその集大成ともいえる映画『花のあとさき』を2020(令和2)年に公開しました。コロナ渦の中ではありましたが、ムツさんを愛するたくさんのみなさんに支えられ、いまも映画の上映は続いています。日本列島のどこかの映画館で、いつまでも末永くムツさんが微笑んでいてくれるとしたら、これほどありがたいことはありません。
今回、私たちは本の形で、18年続けてきた取材をまとめました。そのいちばん大きな理由は、
楢尾の人たちの""言葉""を目に見える形でのこしたいと思ったことです。花について、森について、あるいは生きることについて、ムツさんたちがふともらす言葉は、私たちを何度もハッとさせ、考え込ませました。ですから、この本を読んでくださるみなさんは、もちろん最初から順々に読んでいただくのはうれしいですけれど、どこかをパラリと開いて、そこにある""言葉""を味わっていただいてもいいかもしれません。
」
【はじめに】
【登場人物】
【物語の舞台】
花を手向けるひと
【公一さんとムツさんの終わり支度】
太田部楢尾との18年(1)
ムツさんの花はいま
木を守るひと
【武さんの信念】
太田部楢尾との18年(2)
ひとりきりの秋【愛着と寂しさと】
太田部楢尾との18年(3)
ふたりのモミジはいま
花のあとさき
【ムツさんがのこしたこと】
太田部楢尾との18年(4)
2021年春 太田部楢尾を歩く
【おわりに】 ……140"
商品詳細
- 出版社名
- 徳間書店
- サイズ
- 21×21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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