近代華族動物学者列伝

保科英人/著

発売日:2021年7月

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ページ数
258p
ISBN
978-4-326-75058-0
著者情報
保科 英人(ホシナ ヒデト)
昭和47(1972)年神戸市生まれ。平成12(2000)年九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、福井大学教育学部教授、日本甲虫学会和文誌編集委員長、福井県環境審議会野生生物部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員。専門は文化昆虫学、科学史、土壌性甲虫分類学

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商品説明

動物学を発展させた、“鳥の公爵”こと鷹司信輔、蜂須賀線の蜂須賀正氏侯爵、博物館建設の父・田中芳男男爵ら、近代の華族たちは帝国議会で何をなしたのか?議事録に残る貴重な肉声資料をたどり、知られざる「華族動物学者」の実態を明らかにする!

明治維新後、特権階級たる華族の一部は動物学に没頭しつつ、議員職にも就いていた。彼らの議会発言を通して理念や問題意識をたどる。

“鳥の公爵”鷹司信輔、蜂須賀線の蜂須賀正氏侯爵、博物館建設の父・田中芳男男爵らを筆頭に、華族たちは趣味的といわれる動物学を発展させていった。同時に彼らは帝国議会議員であり、本議会等の議事録に貴重な肉声資料が残る。これまで見過ごされがちだった議会発言に着目し、知られざる「華族動物学者」たちの実態を明らかにする。

※お届け日が変更になりました
7月19日→7月21日

目次

"序 章 華族と華族動物学者たち
 1 華族制度と華族学者たち
 2 爵位と経済力
 3 帝国議会議員の華族動物学者たち
 4 華族履歴と参議院所蔵の議員履歴書
 5 帝国議会議事録から読み取れるもの:憲政史上初の乱闘議会を例にして
 6 華族動物学者議員は帝国議会で何を語ったのか?

第一章 「蟲好きでは錚々たるもの」といわれた有力政治家――三島弥太郎
 1 経歴
 2 貴族院の会派と研究会:貴族院有力議員となった背景
 3 三島弥太郎の手紙
 4 理系思考が垣間見えた馬匹去勢法案
 5 呼ばれてもいないのに、蠶病豫防法案の特別委員会にわざわざ出向く
 6 虫好きではあるが、具体的なエピソードを欠く
 7 裏方として害獣防除研究を支援

第二章 帝国議会に籍を置くのが遅すぎた鳥類学者――黒田長禮
 1 鳥類学者黒田の略歴
 2 華族履歴に見る経歴
 3 黒田が会った""高千穂宮司""とは誰のことか?
 4 父長成とはあえて別の会派に所属す
 5 帝国議会では徹底して口を閉ざす
 6 トンボ採集禁止を求める珍請願
 7 国立公園設置を求める請願に見解示さず
 8 原爆をめぐる請願:戦後帝国議会での態度
 9 貴族院入りは遅すぎたか

第三章 ""典型的な""鳥類学者議員――蜂須賀正氏
 1 略歴
 2 参議院所蔵の履歴書
 3 虫屋視点で見ると、最も""典型的な""鳥類学者
 4 議会のサボリ癖
 5 委員会では最低限しか口を開かず
 6 自然史博物館建設請願にも沈黙を貫く
 7 結論、貴族院議員としてのやる気はカケラもなし。学者議員の典型か?

第四章 マングース導入に警鐘を鳴らした先見の明――中川久知
 1 経歴
 2 外来種マングースの導入に警鐘を鳴らす
 3 中川久知ゆかりのチョウの標本が福岡県英彦山で発見される
 4 華族動物学者としては例外的な衆議院議員
 5 当選に至る経緯
 6 帝国議会にて
 ほか"

商品詳細

出版社名
勁草書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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