コブのない駱駝 きたやまおさむ「心」の軌跡
発売日:2021年6月
- ページ数
- 326p
- ISBN
- 978-4-00-602337-9
- 著者情報
- きたやま おさむ(キタヤマ オサム)
1946年淡路島生まれ。精神科医、臨床心理士、作詞家。九州大学大学院教授。白鴎大学副学長などを経て、九州大学名誉教授、2021年より白鴎大学学長。1965年、京都府立医科大学在学中にフォーク・クルセダーズ結成に参加し、67年「帰って来たヨッパライ」でデビュー。68年解散後は作詞家として活動。71年「戦争を知らない子供たち」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。その後、精神科医となり、現在も精神分析的臨床活動を主な仕事とする
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商品説明
伝説の音楽グループ、フォーク・クルセダーズで活躍し、また作詞家として数々のヒット曲を手がけながらも、その後、マスコミの第一線から退き、精神科医となった著者の自伝。父親との葛藤、マスコミ体験の苦悩、親友との別れ…。波乱に満ちた人生と「心」の軌跡を振り返りながら、しぶとく生き続けるヒントを探る。鴻上尚史氏との対談を新たに収録。
目次
はじめに??北山修による、きたやまおさむの「心」の分析
第1章 戦争が終わって、僕らが生まれた
一九四六年に生まれて/重苦しく暗い空間の中で/生き残りの罪悪感とともに生きていた父/遠くを見ている母/ここではない、どこかへ??駅と私/落ち着かない環境の中で/さみしさと怒りから救ってくれた音楽/本当にほしかったものは
第2章 「オラは死んじまっただ」の思春期
自分の中の二面性/「遊び」の重要性/救いだった伯母の存在/中学・高校にトップで入学したけれど/絶対者との出会いと二律背反/物忘れのひどい問題児/言い間違いと目の障害/意味から解放された世界へ/目をつむって聴こえてきた音楽/差別に対する違和感/暴力のコントロールと罪悪感/「自分を殺す」こととマゾヒズム傾向/ピエロとして生きる/級友の死に直面して
第3章 愛こそはすべてか?
「モラトリアム時代」の延長/「不確実性の時代」と価値観の揺らぎ/自覚的な「あれも、これも」の価値観/女性的であること/疾風怒濤の青年期/京都からの脱出に失敗し、京都の医科大学へ/東京から来たミュータント/「おまえも、おまえのやり方でやってみたらどうだ」/〈みんなの音楽〉の登場/フォーク・クルセダーズが目指した”思想”/「あいの子」の精神/”遊び”の精神で/自分たちのやり方で、自分たちの歌を/「帰って来たヨッパライ」の誕生/フォークルの魅力をつかみとってくれたディレクター/解散したのに、デビュー/熱狂を受け止めきれない自分
第4章 天国から追い出されて
楽しそうに見える、その裏側で/皆の知っている「私」は、私なのか/嫉妬とマネージャーの不在/「イムジン河」の挫折/少年Mの「イムジン河」/様々な思惑の犠牲に/私たちの周囲にある見えない「イムジン河」/大島?、最大の駄作?/「戦争を知っている大人たち」と「戦争を知らない子供たち」の対決/ギャラも尽きて、天国から追放/解散してデビュー、そして再び解散/家に帰ろう
第5章 「私」とは誰なのか? ??精神分析学との出会い
複製が求められる時代の中で/解剖して、名前を付けるために/”週に一度の芸能人”/芸能活動からの全面撤退と二つの「乗っ取り事件」/〈みんなの音楽〉の終焉/失われたフォークソングの思 ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 岩波現代文庫 文芸 337
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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