チーズとうじ虫 16世紀の一粉挽屋の世界像 新装版

  • チーズとうじ虫 16世紀の一粉挽屋の世界像 新装版
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ページ数
360p
ISBN
978-4-622-09023-6
著者情報
ギンズブルグ,カルロ(ギンズブルグ,カルロ)(Ginzburg,Carlo)
歴史家。1939年、イタリアのトリーノに生まれる。ピサ高等師範学校専修課程修了。ボローニャ大学・近世史講座教授、カリフォルニア大学ロスアンジェルス校教授を経てピサ高等師範学校教授

杉山 光信(スギヤマ ミツノブ)
1945年、東京に生まれる。東京大学文学部社会学科卒業。東京大学新聞研究所助手、東京大学新聞研究所教授を経て、2015年まで明治大学文学部教授

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商品説明

1583年9月、イタリア東北部、当時はヴェネツィア共和国本土属領のフリウリ地方において、ひとりの粉挽屋が教皇庁により告訴された。名をドメニコ・スカンデッラといい、人びとからはメノッキオと呼ばれていた。職業柄、白のチョッキ、白のマント、白麻の帽子をいつも身に着け、そして裁判の席にあらわれるのもこの白ずくめの服装だった。「各人はその職業に従って働く。あるものは身体を動かし骨折って働き、あるものは馬鍬で耕す、そして私はといえば神を冒涜するのが仕事だ」「私が考え信じるところでは、すべてはカオスである、すなわち土、空気、水、火のすべてが渾然一体となったものである。この全体は次第に塊になっていった。ちょうど牛乳からチーズができるように。そしてチーズの塊からうじ虫が湧き出るように天使たちが出現したのだ」かく語り、二度にわたる裁判を経て焚刑に処せられたメノッキオとは何者か。異端審問記録ほか埋もれた史料を駆使しつつ地方農民のミクロコスモスを復元、民衆文化の深層にスリリングに迫ったギンズブルグ史学の初期傑作。

1583年9月、イタリア東北部、当時はヴェネツィア共和国本土属領のフリウリ地方において、ひとりの粉挽屋が教皇庁により告訴された。名をドメニコ・スカンデッラといい、人びとからはメノッキオと呼ばれていた。職業柄、白のチョッキ、白のマント、白麻の帽子をいつも身に着け、そして裁判の席にあらわれるのもこの白ずくめの服装だった。
「各人はその職業に従って働く。あるものは身体を動かし骨折って働き、あるものは馬鍬で耕す、そして私はといえば神を冒?するのが仕事だ」
「私が考え信じるところでは、すべてはカオスである、すなわち土、空気、水、火のすべてが渾然一体となったものである。この全体は次第に塊になっていった。ちょうど牛乳からチーズができるように。そしてチーズの塊からうじ虫が湧き出るように天使たちが出現したのだ」
かく語り、二度にわたる裁判を経て焚刑に処せられたメノッキオとは何者か。異端審問記録ほか埋もれた史料を駆使しつつ地方農民のミクロコスモスを復元、民衆文化の深層にスリリングに迫ったギンズブルグ史学の初期傑作。
解説「ずれを読み解く??ギンズブルグの方法について」(上村忠男)を付す。

目次

メノッキオ

最初の審問
「悪魔に憑かれている」?
コンコルディアからポルトグルアロへ
「高い地位にある方々に対して存分に語る」
古いものを残した社会
「かれらは貧しい人びとからむさぼりとる」
「ルター派」と再洗礼派
粉挽屋、絵師、道化〔ほか〕

商品詳細

出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:IL FORMAGGIO E I VERMI

注意事項

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