ジュリーの世界

増山実/著

発売日:2021年4月

  • ジュリーの世界
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ページ数
325p
ISBN
978-4-591-17006-9
著者情報
増山 実(マスヤマ ミノル)
1958年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。2013年、第19回松本清張賞最終候補となった「いつの日か来た道」を改題した『勇者たちへの伝言』でデビュー。同作は2016年、「第4回大阪ほんま本大賞」を受賞

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商品説明

「彼」は、いったい何者か?かつて京都に「河原町のジュリー」と呼ばれる有名なホームレスがいた。無数の視線に晒されても悠然と目抜き通りの真ん中を歩き、商店街の一等地で眠る男。出会った人々は、そのたび新たな物語をまとわせ、彼は街の伝説と化していく―。あの頃、京都の路上に生きた、伝説の男の物語。

「あいつはな、誰よりも悠然と歩くんや」時代の大きな曲がり角となった70年代の京都に「河原町のジュリー」と呼ばれる有名なホームレスがいた。無数の視線に晒されてもいつも目抜き通りの真ん中を歩き、商店街の一等地で眠る男。ガラス玉のような目で空を見上げる彼は、いったい何者なのか。なぜこの街にやってきたのか。交番に赴任したばかりの新人巡査・木戸が最初にその名を聞いたのは、ひったくりにあったと交番に駆け込んできた女性からだった。彼女は自分のネックレスを「河原町のジュリー」がひったくっていったと言うのだが――。京都国体の開催を機に、街から「異物」が排除されようとしていく中で、彼の伝説は生きていた。かつてこの街で彼と人生を交錯させた人々は、やがてその「真相」を知る。人間の自由と尊厳を昭和の時代と令和の現代に浮かび上がらせ、人が「物語る」ことの意味を問うた感動作。

目 次

プロローグ
第一話 花の首飾り
第二話 坂の向こう
第三話 夜の猫たち
第四話 鳥の名前
第五話 熱い胸さわぎ
第六話 ジュリーと百恵
第七話 黒と白の季節
第八話 四十年後
第九話 真珠貝
第十話 再会
エピローグ

あとがき

商品詳細

出版社名
ポプラ社
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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