たまきはる海のいのちを 三陸の鉄路よ永遠に
発売日:2021年2月
- ページ数
- 274p
- ISBN
- 978-4-9910776-4-7
- 著者情報
- 小田原 漂情(オダワラ ヒョウジョウ)
1963(昭和38)年2月東京都杉並区生まれ。1985(昭和60)年3月明治大学文学部文学科卒業、日本文学専攻。卒業論文は若山牧水。1985(昭和60)年4月〜1988(昭和63)年3月株式会社泉郷勤務。1988(昭和63)年4月〜2000(平成12)年8月株式会社文理勤務。2003(平成15)年6月言問学舎を創業。2004(平成16)年11月有限会社言問学舎設立。文学サイト『美し言の葉(うましことのは)』、「桜草短歌会」主宰
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商品説明
たまきはる(魂極る)=「いのち」にかかる枕詞。「魂」が「命」の限りまで燃え盛り尽きることをあらわす。生きてある者たちが、海の果てに思いを焦がし、やがてひとつの答えを見出すまでの彷徨を、今はなき三陸の失われた鉄路の上に描き出す、東日本大震災の犠牲者鎮魂と三陸縦貫鉄道顕彰の中編小説。三陸沿岸の各地と鉄道の貴重な写真を豊富に収載し、東日本大震災十年のときに捧げる、稀有なる一冊。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震=東日本大震災では、1万8千人を超える方々の尊い命が失われ、未だに行方不明とされている方も、数千人と言われます。一度失われた命、愛しい人の笑顔を、ふたたび取り戻すことはできません。
本書は、東日本大震災で犠牲になられた方々を追悼し、また津波で不通となった仙台以北の鉄道各線の昔日の姿を描くことで、復旧成った各路線、そして沿線にエールを送り、さらに鉄道復旧を断念した路線のメモリアルとして、犠牲者の鎮魂と、未来への希望を呼びかける中編小説です。美しい三陸の風光とノスタルジックな沿岸の鉄道線を描きながら、生きることの奇蹟を歌い上げる恋愛物語ですから、中・高生から大人まで、幅広い年代の方に親しまれる読み物となっています。
1983年(昭和58年)から1987年(昭和62年)にかけて、仙石線、石巻線、釜石線、山田線、三陸鉄道北リアス線、南リアス線、気仙沼線の各線を旅する青年英介が、各地の情景や、人々とのふれあいを経て、不本意な別れを強いられたかつての同級生早希子のために強く成長し、やがて彼女を迎えるまでの4年間の足跡の中に、三陸の海と鉄道をたたえる意欲作です。
総ページ272ページのうちカラー口絵32ページに、昭和40年代・50年代の貴重な鉄道写真と、震災前・後の沿岸の写真を豊富に掲載しており、資料としても希少な価値を有しています。
目次
章構成と文章中に描かれている区間は、以下の通りです。
一 時きざむ海 仙台-野蒜・宮戸島(奥松島)
二 ゆくりなき会い 野蒜-石巻-女川
三 山の果てに海ありて‐釜石 花巻‐遠野‐釜石
四 春を呼ぶ風 釜石‐浪板‐宮古‐田老
五 真直ぐなる意志 釜石‐陸前高田‐気仙沼・唐桑半島
六 志津川の海 仙台‐小牛田‐前谷地‐志津川
商品詳細
- 出版社名
- 言問学舎
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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